【スタッフ一押し】では当店スタッフが日々テイスティングをする中でも特にオススメのワインをピックアップしてご紹介いたします！

第6回となる今回はイタリアのスパークリングワインメーカーであるベラヴィスタが手掛ける『アルマ・アッサンブラージュ』シリーズ をご紹介致します。こちらは前身となる鮮やかなオレンジ色や緑色のラベルがトレードマークであった『グランデ・キュヴェ・アルマ』が6月にリニューアルした商品で、見た目は落ち着いた高級感のある印象に変わり、製造方法も一新されております。まだお試しになっていないお客様も多いと思いますので今回はベラヴィスタのリニューアルした銘柄の中からおすすめの商品をご紹介いたします。

ベラヴィスタはミラノ・スカラ座の公式サプライヤーにも選ばれるフランチャコルタの代表的な生産者です。この度、設立者であるヴィットリオ・モレッティ氏は共にワイン造りを行ってきた娘のフランチェスカ・モレッティ氏にバトンを渡し、さらに新しい醸造コンサルタントとして長年ドン・ペリニヨンの醸造責任者を務めていたリシャール・ジョフロワ氏を迎え、ベラヴィスタは新たな時代の一歩を踏み出しました。

長らく彼らがリリースしておりました『グランデ・キュヴェ・アルマ』シリーズはエノテカの取り扱うスパークリングの中でも大変人気があり、口にしたことのあるお客様も多いのではないでしょうか。長らくご愛顧いただいたこちらのシリーズがこの度リニューアルを果たし、『アルマ・アッサンブラージュ』シリーズとして新しくなりました。こちらのシリーズはフランチェスカ氏の「テロワールを尊重した、よりスタイリッシュでエレガントな味わいのフランチャコルタを造りたい」という思いを形にしており、どの銘柄からも優しく丁寧なワイン造りを感じることができます。

今回は大名古屋店では『フランチャコルタ アルマ・アッサンブラージュ』と、『フランチャコルタ アルマ・ノン・ドザート・アッサンブラージュ』のテイスティングを行いました！

ベラヴィスタを代表する看板キュヴェ。明確にテロワールが反映された、透明感とキレのあるスタイル。従来のシリーズよりもブドウの収穫時期を早め、フレッシュでピュアな酸が際立つ状態で造られています。さらに収穫後はアルコール発酵時の新樽比率を上げることで複雑味を持たせることで複雑味を持たせ、これまで使っていたものよりも5～11年熟成の若いリザーヴワインを使用し、フレッシュさを表現しております。熟成後のドサージュ（補糖）ではより少ない残糖量に調整。ドライな味わいに仕上げることで余計な甘味を感じることなく、上品な余韻が続きます。当店ブログ担当の松永の感想といたしましては、

松永「ワイナリーの説明の通りに従来のシリーズより活き活きとした果実味を感じることができます。そしてリザーヴワインはより若くなったとのことですが、製造工程の工夫により味わいに物足りなさを感じることはありません。フランチャコルタ アルマ・アッサンブラージュはフランチェスカ氏が求めるフランチャコルタとしての個性とリシャール・ジョフロワ氏の巧みな醸造技術が光るワインとなっており、ベラヴィスタの顔となるワインとして納得の味わいでした！」

ノン・ドザートとはスパークリングをデゴルジュマン（澱抜き）した後のドサージュ（補糖）を一切行わないスパークリングの製法のこと。ドザージュの有無やその量は作り手によって様々ですがドザージュをしないことによりブドウの生き生きとした果実味と本来持っている繊細な旨味を感じることができます。フランチャコルタとベラヴィスタを愛する、当店スタッフの鎌田さんからテイスティングの感想を聞いてみました。

鎌田「フランチャコルタはイゼオ湖という湖の近くにある小さな産地。暖かく穏やかな気候によりブドウがよく熟すので、やわらかな果実味のスパークリングワインとなることが特徴です。こちらのノン・ドザートではそんなフランチャコルタのやさしさを存分にお楽しみいただけます。驚くほどクリアで透きとおるような味わいをぜひご体験下さい。フランチャコルタの虜になること間違いなしです」

今回ご紹介した２銘柄は、どちらにも生産者の意図する味わいを如実に反映した高品質なワインです。しかしながら、大名古屋ビルヂング店スタッフがお客様に特に飲んでいただきたいのはフランチャコルタという特性を存分に感じられる、『フランチャコルタ アルマ・ノン・ドザート・アッサンブラージュ 』でございます。まさにイタリア・ロンバルディアの風土を鏡のように反映したスパークリングワインですので、是非とも味わってみてはいかがでしょうか！