【スタッフ一押し】では当店スタッフが日々テイスティングをする中でも特にオススメのワインを各スタッフのコメントと共に紹介いたします。

第4回となる今回はリラックス時間のお供にぴったりな癒しのアロマ香る白ワインを2種ピックアップ！6月は連休もなく、梅雨でじめじめと暑い日々が続きます。気分も落込みがちな季節ですが、こちらで紹介するワインでリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

こちらの2本のワインはどちらも北イタリアのピエモンテ州にあるロエロ地区の代表品種であるアルネイスという品種で造られています。

アルネイスは15世紀頃から栽培されていた品種で、酸味や渋味を抑える目的でネッビオーロにもブレンドもされていましたが、単一品種のによってネッビオーロに植え替えられるなどの要因が重なり、絶滅しかけていました。一時期はたったの45ヘクタールしか栽培されておらず、これはおよそ現在のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの敷地面積ぐらいだそうです。しかし近年ではイタリア全土で土着品種が見直され再評価される栽培面積が2010年で970ヘクタールに増加。そして2004年に単一しか認められないロエロ・アルネイスがD.O.C.G.に認定。2020年には白はアルネイスを主体とするテッレ・アルフィエーリがピエモンテ州のあらたなD.O.C.G.に昇格。品種自体が再評価の流れを受ける見事なルネッサンス【再生】を遂げた品種です。今回はランゲとロエロという地域違いのアルネイスを用意し飲み比べてみました！

プルノットは、イタリア屈指のワイン産地、ピエモンテ州で100 年以上続く老舗ワイナリー。こちらは、ピエモンテを代表する白ワインの土着品種アルネイスが主体ですがソーヴィニヨン・ブラン、エルバルーチェをブレンドしています。フレッシュな果実味と上質な酸、豊富なミネラル感をお楽しみいただける1本です。 

スタッフコメント

飯谷【レモンピールのような爽やかな香りにグリーンハーブの清涼感を感じる】

松永【この爽やかさが悩みやモヤモヤをリセットしてやる気をださせてくれそう！】

エンリコ・セラフィーノは長年に渡って愛され続ける、ロエロ地域最古のワイナリー。ピエモンテの自然を大切にし、バローロやバルバレスコ、ガヴィなど幅広いワインを手掛けています。こちらはピエモンテの土着品種であるアルネイスを使用した1本。ロエロ地区のテロワールを忠実に反映し、生き生きとしたフレッシュさとフルーティーな味わいが魅力です。親しみやすい味わいに仕上がっているため、ピエモンテの白ワインを飲まれたことが無い方におススメの1本です。

スタッフコメント

大島【瑞々しくフレッシュなリンゴの香りとカモミールのようなアロマが調和しています】

鎌田【こちらは複雑で落ち着きのある香りです。ゆっくりと身体を癒したい時に飲みたいアルネイスですね】

6月のじめじめとした季節にぴったりな、リラックスした時間を演出するアルネイス種の白ワインを2種ご紹介しました。プルノットの「ランゲ・アルネイス」は、レモンピールのような爽やかな香りとグリーンハーブの清涼感が特徴で、気分をリセットしてくれます。一方、エンリコ・セラフィーノの「ポッジョ・ディ・カーロ ロエロ・アルネイス」は、瑞々しいリンゴの香りとカモミールのようなアロマが調和し、ゆっくりと身体を癒す落ち着きのある味わいです。どちらもピエモンテ州ロエロ地区の土着品種アルネイスを使用し、地域の特性を反映した個性豊かなワインです。この機会に、アルネイスの魅力をぜひお試しください。