シャトー・グロリアは特級シャトー並みの実力を誇るシャトーです。実はこのシャトー・グロリアは、サン・ジュリアン村の村長を長年務めた、今日のメドックにおける「伝説の男」と称される故アンリ・マタン氏が、サン・ジュリアンで数々の特級シャトーから土地を集め作り上げたシャトーです。その特級シャトーというのが、豪華。レオヴィル・ラス・カーズ、レオヴィル・ポワフェレ、レオヴィル・バルトン、デュクリュ・ボーカイユ、ラグランジュ、グリュオ・ラローズと、メドック格付け2級を中心としたサン・ジュリアンの人気シャトーばかりです。 そのため、1855年に制定されたメドック格付けにこそ入っていませんが、安定したハイクオリティなワインを造り続け、現在まで常に特級シャトー並みの高い評価を得ています。(特級シャトーの次にランク付けされる、クリュ・ブルジョワ級にもシャトー・グロリアの名はありません。2003年、ソシアンド・マレと同じく格付けを辞退したため、認定されていません。) その実力は折り紙つきで、ロバート・パーカー氏も次のように述べています。 「グロリアのワインは、果実味が主導権を握っており、しなやかで、常に健全に造られ、いつも信頼がおける。格付けシャトーではないため価格は依然としてリーズナブルだが、ヴィンテージによっては四級や五級に匹敵する品質のものとなる。ほとんどのサン・ジュリアンよりもはるかに安いため、メドック全体とは言えなくても、このアペラシオンにおいては最良のお買い得品の1つとなっている。」
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
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ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。