サントリーは、登美の丘ワイナリーに代表される日本最高峰のワイナリーを所有し、日本ならではの産地と品質を追及、世界を感動させる日本ワイン造りを目指しています。登美の丘ワイナリーは、1909年に鉄道参事官の小山新助によって「登美農園」が開設され創業した、100年の歴史をもつワイナリー。
1936年、「日本ワインの父」と言われる川上善兵衛と寿屋(現サントリー)の創業者、 鳥井信治郎が経営を継承。栽培、醸造に試行錯誤を重ねながら「世界に誇る日本のワイン」を目指し本格的なワイン造りがはじまりました。1983年には、フランス・ボルドー地方の名門、メドック格付け3級である「シャトー ラグランジュ」の経営権を取得。当時欧米以外の企業としては初のボルドー格付けシャトーの経営は注目されましたが、サントリーは、現地の伝統・習慣を尊重したあくまで品質重視のワイン造りに徹し、取得後わずか数年で評価を飛躍的に引きあげるという実績を生みました。
現在では、青森県・山形県・山梨県・長野県にある国内屈指の銘醸地に畑を所有しています。
サントリーのワインシリーズは大きく分けて、自園産ブドウ100%で造る『登美の丘ワイナリーシリーズ』と、品種・産地・スペシャルアイテムの3つの視点から、日本ワインでしか表現できない産地×品種の可能性への挑戦に励む『ジャパンプレミアムシリーズ』の2つのシリーズで展開しています。
サントリーのワインは国内、海外共に高い評価を得ており、『登美の丘ワイナリーシリーズ』では、ボルドーブレンドで造られた「登美 赤1997」が、フランス・ボルドー地方で開催された国際ワインコンクールで最高賞にあたる金賞を獲得。また『ジャパンプレミアムシリーズ』では、ウイスキー樽としても知られるミズナラ樽を使用した「塩尻マスカット・ベリーA ミズナラ樽熟成」の2010年ヴィンテージが、2013年の国産ワインコンクールで銀賞を受賞。2014年秋に初リリースとなった「デュオ・ダミ」は、ボルドー格付けシャトーの筆頭に君臨し続けるシャトー・ラフィット・ロスチャイルドを擁するドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド社とのコラボレーションにより話題を集め、エノテカ・オンラインでは発売開始後、即日完売となりました。
このように、日本のみならず世界を意識したワイン造りを目指し、日々発展を続けているサントリー。100年に渡り磨きあげてきた技術を注ぎ込む彼らから今後も目が離せません。 |