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CASTELLO DI AMA
キャンティ・クラシコの頂点を極めた、イタリアワイン界の名門

カステッロ・ディ・アマ

キャンティ・クラシコの地位を向上させた、
世界最高レベルの生産者。

トスカーナでも歴史的な場所に位置するカステッロ・ディ・アマは、1972年に4人の共同経営者がその地を買い取ったことからワイナリーの歴史がスタートしました。現在は、醸造家マルコ・パランティ氏が2代目オーナーを務め、CEOである妻のロレンツァ・セバスティ女史や多くの仲間と共に、世界最高レベルのワイン造りを行っています。

まず、彼らが世界から注目を集めたのはトスカーナ初のメルロ100%で仕立てたキュヴェ、ラッパリータ。35ヘクタール程の畑から1985年に初リリースするやいなや、ワイン・アドヴォケイト誌やワイン・スペクテーター誌で高評価を獲得。1987年ヴィンテージにおいては、ミスターメルロと名高いミシェル・ロラン氏が審査員として参加したプロのブラインドテイスティングにおいて、ペトリュス、シャトー・ラフルール、マッセートなど世界の錚々たるワインを抑え1位に輝くという快挙を成し、一躍その名を世界に知らしめました。

その後彼らは、それまでのキャンティ・クラシコでは考えられないような上級キュヴェを発表するなど、キャンティ・クラシコの世界的な地位を向上させたことが評価され、2003年にはイタリアの有名ワイン評価誌『ガンベロ・ロッソ』誌のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞
更には、彼らのフラッグシップキュヴェ、サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ2010年が、ワイン・スペクテーター誌の2014年トップ100ワインにおいて6位に選出。しかも、イタリアワインとしてトップ10内へ唯一ランクインするという快挙を成し遂げ、全てのイタリアワインの頂点に輝いたのです。

現在カステッロ・ディ・アマは、良年のみリリースする上級キュヴェを含め11のキュヴェをリリースし、軒並みの高評価を獲得。彼らの満足の行く品質に達しなかったヴィンテージではすべてのキュヴェのリリースを廃止するなど、徹底した品質主義と、あくまで「テロワールの表現」を哲学とし、こだわり続けるワイン造りへの真摯な姿勢で、これまで30年以上に渡り、イタリアワインの最前線で活躍し続けているのです。

最高のワイン造りのために躍進を続ける、誇りと情熱。

マルコ氏が「キャンティ・クラシコの地位を復活させた」と言われる理由。それは、キャンティ・クラシコが『早く飲める安ワイン』という存在だった時代に、「5年経っても美味しく飲める=熟成するキャンティ・クラシコを造る」と目標を掲げ、収量を約50%に制限、畑の特徴を活かすためブルゴーニュ的な『クリュ』ごとに収穫・醸造する方法を取り入れたことにあります。
彼が目指したのは、「キャンティ・クラシコ」のワインを造るのではなく、 あくまで「カステッロ・ディ・アマ」のワインを造ること。 キャンティ・クラシコの名に頼らず、自身の名に恥じない品質のワインを造るという不断の努力により、ワインの品質は劇的に向上し、彼が手がけるキャンティ・クラシコは世界的に高い評価を獲得するようになりました。

その後『クリュ』ごとに仕立てる方法から、所有地全体の中からそれぞれに育ったブドウを集めてブレンドすることで、最上のワインを仕立てる方法へと移っていきます。そのため、それまで『1つのクリュ』としてリリースされていたサン・ロレンツォ、ベルティンガという2つの区画のワインを廃止し、「カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ」に統合。選び抜かれたブドウを使用することで、質の高いスタンダード・キュヴェを造ることに成功しました。さらに、2008年ヴィンテージからは「キャンティ・クラシコDOCG」は、熟成期間を長くして上級の格付け呼称「キャンティ・クラシコ・リゼルヴァDOCG」へと名称を変え、より奥行きのあるワインへと進化したのです。

また、キャンティ・クラシコ協会では、2013年にキャンティ・クラシコにおけるトップカテゴリー「グラン・セレツィオーネ」の新呼称を制定。マルコ氏も協会会長として、彼のワイン造りの根源である「テロワールの表現」を目指し、このグラン・セレツィオーネの制定に尽力。キャンティ・クラシコ・リゼルヴァより厳格な規定が設けられ、認定されたワインはキャンティ・クラシコ全体の僅か約5%程ですが、カステッロ・ディ・アマからは、キャンティ・クラシコ・リゼルヴァが新たに「サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ」として格上げされた他、単一畑の上級キュヴェ、ヴィニェート・ラ・カズッチャとヴィニェート・ベラヴィスタが、このグラン・セレツィオーネに認定されました。

「アマだけが持つ唯一無二のテロワールを表現したい」
アマのワインを紐解く重要な2つのキーワード。

カステッロ・ディ・アマが所有する土地、ガイオーレ・イン・キャンティ地区は、1700年代にトスカーナ大公レオポルド2世が「アマという畑は、キャンティで最も素晴らしいワインが出来る場所」とした記録も残っているほど大昔から良いワインが生まれる銘醸地として名を馳せていました。その素晴らしい立地を活かすために、「アマだけが持つ唯一無二のテロワールを表現」する重要なキーワードが存在します。

テロワールを表現するキーワード 
①標高

一般的に高度が100m上がると気温は0.6℃下降。そのため、標高が高いと冷涼になり、その地のブドウで造られるワインは繊細で美しい酸が乗った優良なワインに仕上がります
キャンティ・クラシコ地区の平均標高は200~500m。丘陵地帯のため、標高によりブドウの出来にかなりの差が生まれます。その中でも、カステッロ・ディ・アマが所有するガイオーレ・イン・キャンティ地区の畑の標高は420~527m。これは、キャンティ・クラシコ地区の中でも最も高いエリアの一つです。畑は丘の高所にある為日当たりと風通しが非常に良く、春に霜が降りることがほぼ無いなど、ブドウ栽培にとって最良な土地と言えるのです。

テロワールを表現するキーワード 
②土壌

アマの所有する畑は、石灰質、粘土質、砂質の土壌が入り混じる複雑なテロワール。中でもガレストロと呼ばれる石灰質を含む岩石のような瓦礫土壌が多く含まれており、このような土壌のエキス分を根から十分に吸収するブドウには、豊かなミネラルと重厚感が備わるという特徴があります。

マルコ氏はこのような恵まれた自身の畑を長年研究した結果、前述した通り"ブルゴーニュ的な『クリュ』ごとに収穫・醸造する方法"、"収量を約50%に制限すること"、この2つの手法をキャンティ・クラシコに持ち込みます。その結果、昼夜の気温差も手伝い、繊細な香りをもつエレガントなワインに仕上げることを可能としています。

これらのキーワードは、「ワインを造る技術は良く知らなければならないが、良いワインを造る為には技術が勝ってはいけない」「ワインの後ろに自分がいて、テロワール、ブドウ、気候を表現していきたい」というマルコ氏の哲学を裏付ける重要なポイントと言えるでしょう。

ワイン造りの哲学「テロワールを表現する」ということ。

マルコ氏は、テロワールを表現するという自らの哲学について、「ワインと他の飲み物との違いを生むのはテロワールの個性」だと語ります。更に、「テロワールは、ワインに一貫性とアイデンティティを与えてくれるものであり、ワインメーカーはオーケストラの指揮者のように、その人の個人的な理想に沿って品種や気象条件、土壌などのテロワールの個性を求めることができる。一方で、そのように理想的で特別なテロワールは全てのブドウ畑にあるわけではない。ワインメーカーがしっかりとテロワールの個性を把握できていないブドウ畑は俗化した教会のようなもので、全てがあるように見えても実際には最も重要なものが欠けている。」とも語っています。

このように深い哲学に根差したワイン造りを行うマルコ氏は親日家としても知られ、日本の俳句に影響を受け「ハイク」という名のキュヴェをリリース。日本料理への造詣も深く「素材の素晴らしさを引き出す考え方はアマの哲学と通ずる」と、日本からも多くのインスピレーションを得ているそうです。
今回、日本のワインラヴァーにどのように自分たちのワインを愉しんで欲しいかとの質問を投げかけたところ、「日本人は非常にプロフェッショナルで真面目で誠実で、私は大好きです。日本の皆様は強い味わいのワインよりもエレガントなスタイルを好まれると思うので、カステッロ・ディ・アマのスタイルにぴったりです。また、アマのエレガントなスタイルは、様々なお料理との相性も良いので、色々なペアリングをお愉しみいただきたい。」と答えてくださいました。

ブルゴーニュ的な概念を初めてキャンティ・クラシコに取り入れ、今の地位を確立した立役者の熱い思いが詰まったワイン。カステッロ・ディ・アマがお好きな方はもちろんのこと、今までお飲みになったことがない方、ブルゴーニュやボルドーワインがお好きな方にもぜひ飲んでいただきたいキュヴェばかりです。ぜひこの機会にアマの真髄に触れてみてください。



【バイヤーが語る】頑固一徹キャンティ、カステッロ・ディ・アマの魅力


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