過去最高評価99点獲得のフラッグシップを含む、 最新ヴィンテージ6銘柄が到着!
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![エルヴィオ・コーニョ]() |
イタリア、ピエモンテ州ノヴェッロ村ラヴェーラに位置するエルヴィオ・コーニョ。1990年創立という比較的新しいワイナリーながらも、イタリア随一の偉大なワイン、バローロを手掛ける実力派として、ワイン評価誌にて数々の高評価を獲得。また、本拠地ラヴェーラのポテンシャルをいち早く見出し、その実力を世界に知らしめた立役者として近年愛好家からも注目を集めています。
この度そんなエルヴィオ・コーニョより、6銘柄の最新ヴィンテージが到着。エノテカ・オンラインでは、現当主ヴァルテール・フィソーレ氏イチ押しの3銘柄を、コメントと共にご紹介します。ヴァルテール氏が「史上最高の出来」と絶賛し、ワイン・エンスージアスト誌にて過去最高の99点を獲得したフラッグシップ・キュヴェ、バローロ・ラヴェーラ2016年から、3千円代で気軽に愉しめるランゲ・ネッビオーロ・モンテグリッリ2018年まで、高得点獲得銘柄が入荷したこの機会をどうぞお見逃しなく!
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世界の評価誌で軒並み高評価を獲得。 無名のワイン産地、ラヴェーラの名を世界に知らしめた気鋭のワイナリー。
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エルヴィオ・コーニョは、イタリアのピエモンテ州ノヴェッロ近郊、ブリッコ・ラヴェーラの丘の頂上に本拠地を構える家族経営のワイナリー。コーニョ家は代々ワイン用のブドウ栽培を家業にしており、3代目エルヴィオ・コーニョ氏によって1991年にワイナリーが創設されました。
そこで、かつて「ジャコモ・コンテルノ」「ブルーノ・ジャコーザ」等と並ぶバローロの名門マルカリーニで、ブルナーテやラ・セッラといった銘醸地のワインの醸造に携わった経験の持ち主であるエルヴィオ氏は、その時に培った知見や目利きの力により、故郷であるラヴェーラのポテンシャルの高さをいち早く発見。ラヴェーラの地でワイン造りを始めることを決断し、その可能性を信じて情熱を持ってワイン造りを続けたのです。
そんなエルヴィオ氏の意志を継ぎ現在ワイン造りを手掛けているのが、エルヴィオ・コーニョ氏の娘、ナディア女史とその夫のヴァルテール・フィソーレ氏。また最近ではナディア夫妻の娘、エレナ女史もワイン造りに参画。先代から続く堅固な職人気質とテロワールへの深い愛情、ランゲという土地の個性と、代々続くワイン造りの技術に誇りを持ちながら、高品質で伝統に忠実なワインを造り上げています。
そうした彼らのワイン造りへの真摯な姿勢と、手掛けるワインの高い品質が評価され、アメリカの権威あるワイン評価誌、ワイン&スピリッツ誌が主催する「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー2020」では、9度目の選出を果たすという快挙を達成。また、イタリアのワイン評価誌、ガンベロ・ロッソの「ヴィニ・ディタリア」でも最高評価トレ・ビッキエリをいくつも獲得。さらには、ロバート・パーカー氏から「まだあまり知られてはいないが、ピエモンテで最も素晴らしいワイナリーの一つである」と絶賛されるなど、気鋭のワイナリーとしてその地位を確立し、世界中の専門家から注目されるようになりました。
このコーニョの目覚ましい活躍によって、これまで無名であったラヴェーラの名は「バローロの優良産地」として広く認知されることに。
この地のポテンシャルにいち早く気づいたエルヴィオ・コーニョは、まさにラヴェーラの飛躍の立役者とも言うべき生産者なのです。
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フレッシュで優美な味わいを生む冷涼産地、ラヴェーラ。 |
エルヴィオ・コーニョが所有する11haの畑は、ランゲの中でも最南端の場所。バローロのノヴェッロ村はバローロエリアの11の村の中でも、バローロ5大産地として知られるバローロ村やラ・モッラ村と同じ西側に位置します。この西側のエリアはトルトニアーノと呼ばれる青い泥灰土が特徴。砂も混ざり、マグネシウムやマンガンが豊富な土壌で、香り高く優美で女性的なバローロが生まれることで知られています。
そんなノヴェッロ村のラヴェーラの地で生まれる、エルヴィオ・コーニョのバローロ。この土地に秘められたポテンシャルは、土壌の様々な構成要素や気候はもちろん、標高の高さや昼夜の温度格差にあります。
土壌については、青いマール(注1)を含む、粘土に富んだ土壌。コーニョのワイナリーがあるランゲはその昔、海だった場所が隆起し形成された場所で、砂質の要素が少なく、水分のストレスを受けにくいことが特徴。
気候は海洋性の穏やかな気候で、畑は南東向きの丘陵地帯に位置しているため非常に日当たりに恵まれています。そのため季節を問わず水量のバランスを保ちながら、ブドウの育成サイクルを進めることができ、安定した品質のブドウを収穫することができます。ヴァルテール氏は「例えば2014年の様な天候が安定しにくいヴィンテージにおいても、バランスが取れた仕上がりとなった。」さらに、「この2014年ヴィンテージの出来をみて、ラヴェーラがブドウ栽培に優れた環境であるということについて心から自信を持つことができた。」と語っています。
そして何よりラヴェーラの魅力は標高の高さにあります。標高380m程に位置するラヴェーラは、近年温暖化が進む中で貴重な冷涼産地。畑はバローロエリアの中では南に位置しており、「南」というと一般的にはふくよかなワインが生まれるイメージがありますが、コーニョが造りだすワインは、その高い標高が生む美しい酸が際立つ仕上がりが魅力。また、昼夜の気温差も大きいため、ブドウに適度なストレスを与えじっくりと熟させることで、芳醇な香りと風味が生まれます。
こうした独特なミクロクリマの影響を受けるラヴェーラのワインは、他のバローロとは一線を画す、フレッシュでブルゴーニュワインにも通じるエレガンスと複雑さを備えた優美なスタイルに仕上がるのです。
ヴァルテール氏は、これまでのラヴェーラとコーニョの歩みを振り返り、「まだ醸造家としての経験が未熟だった頃は、無名だったラヴェーラの価値がわからず、この地でワインを造るんだ!と意気込む先代エルヴィオの判断を、本当に大丈夫なのだろうか?と心配したことを今でも覚えている。しかし、彼と一緒にワイン造りを行う中で、彼の判断はなんて勇敢で、将来を見据えたヴィジョンなのだろうと思い知らされた。そして信じたラヴェーラの価値の基盤を築くことができた。単なる地元愛だけではなくて信念を持ってのことだったから、今ラヴェーラという土地が認められてきていることは余計にうれしい。無名の頃から手掛けてきた者として、“ラヴェーラと言えばコーニョ“、その誇りを持ってこの地を守りたいと思っている。」とコメントしています。
(注1)マール:粘土質と、石灰や炭酸カルシウムを含む混合土
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土着品種へかける情熱とこだわり。 ネッビオーロの魅力を最大限に引き出すブドウ栽培。 |
「偉大なワインを生み出すためには、まず畑。入念な手入れが不可欠であり、私たちの努力は畑に注がれるべきである。」と語るヴァルテール氏。エルヴィオ・コーニョではワイン造りの過程において、ブドウ栽培を最も重要視しています。
成長の促進や抑制は行わず、農薬や化学肥料もほとんど使用せずに、伝統的かつあくまで自然に任せた方法で栽培。「技術やワイン醸造学はもちろん一助になるが、品質の伴わないブドウに魔法をかけることはできない。」とヴァルテール氏は熱く語っています。
そんな彼らのブドウへのこだわりの1つが、国際的なブドウ品種を一切使わず、ネッビオーロやバルベラ、ドルチェット、ナスチェッタなど、ランゲに古くからあるブドウ品種のみでワイン造りを行っていること。「土着品種で世界のワインと競い合うことこそが自分たちにとっての使命。」とヴァルテール氏。そしてそんな土着品種の中でもネッビオーロにかける情熱は特に強く、「ネッビオーロはバローロエリアのまさに王様で、世界における偉大なブドウ品種。そんなネッビオーロにとって最高の環境でワイン造りに携わることが出来る身として国際品種でワインを造る選択はない。」と断言。コーニョにとってネッビオーロは、愛する地ラヴェーラを表現するためになくてはならないブドウなのです。
さらにもう1つのこだわりとして、ネッビオーロクローン品種の使用が挙げられます。クローンとは、接ぎ木することによって生まれる新しいブドウの系統のことを指し、クローンによって生まれた子孫は、親となった樹と同じ遺伝子を持ちます。そのため、品質は同じですがそれぞれのクローンが独自の香りや味わいの特徴を持っているのです。
クローン品種を使用することに関してヴァルテール氏は「主な目的は、明確な個性とアイデンティティーを持ったワインを造ること。そのためには、クローンがそれぞれ表現する個性を1つ1つ含めることも大切だと思っている。各クローンを個別に醸造するのは、ネッビオーロという品種が持つ可能性や特性を引き出したいからであり、それゆえ、育った畑やテロワールの特徴が際立っていく。個性豊かなバローロ、その“個”にこだわりたいから挑戦している。」と語っています。
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伝統的製法と最新技術の融合によって生まれる、 ピュアでエレガンス溢れる唯一無二のバローロ。 |
コーニョが情熱を注ぐするネッビオーロは、酸化しやすく難しい性質。そのため彼らは発酵の際の温度管理を徹底。温度調整とルモンタージュを自動制御する最新式のステンレスタンクを用いることによって、クリーンかつ繊細な果実味を抽出します。熟成は伝統的な大樽を使うことで、タンニンの堅さをそぎ落とし、ブドウ本来の果実味を研ぎ澄ますことを重視。樽に使用される木の種類により成分の汲み出すスピードが変わってくるため、樽の産地の選択は特に慎重に行います。大樽に関してはすべてクロアチア産のオーク樽を使用。伝統的なバローロらしい独特の風格を纏った、風味豊かなワインに仕上げています。
ラヴェーラという土地の個性により、さらに輝きを放つネッビオーロの魅力を最大限に生かした醸造方法で仕立てる彼らのワイン。その味わいは、上質なピノ・ノワールで仕立てるブルゴーニュワインのような品格を備え、フレッシュさとエレガンス、そして複雑味溢れる唯一無二の仕上がりとなるのです。
そして近年、2019年には有名雑誌フォーブス誌において「イタリアのシンデレラ」として取り上げられたコーニョ。「素直に嬉しいよ。でも自分たちが、と言うよりも、ラヴェーラがまさにワンダフル・シンデレラ!ポテンシャルに満ち溢れている。素質はもちろん大事だけれど、一生懸命働き、努力する姿があってこそのシンデレラ。魔法だけではプリンセスにはなれないはず。」と、ヴァルテール氏はラヴェーラへの愛を語っています。そんな彼らが手掛けるバローロ・ラヴェーラ、ワイン愛好家なら必ずや飲んでおきたい、注目のキュヴェと言って間違いないでしょう。
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エルヴィオ・コーニョの魅力を紐解くおススメ3銘柄はこちら▼ |
コーニョ×ラヴェーラの真髄が堪能出来る渾身のフラッグシップ。 |
ラヴェーラで育つ、高樹齢のネッビオーロのクローンをブレンド。 時間の経過とともに様々な表情を見せる、 上品さと力強さが備わった長熟型バローロ。
NEW VINTAGE!
2016年 バローロ ラヴェーラ
9,500円(税抜)
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コーニョの歴史と共に歩む渾身の1本。
こちらは、1991年にエルヴィオ・コーニョが最初にリリースした、彼らの原点とも言えるキュヴェ。ラヴェーラの心臓部に位置する”ラヴェーラ”という区画で栽培されており、樹齢60年のネッビオーロのクローン品種、ランピアとミケをブレンドして造られます。ヴァルテール氏曰く、「エネルギーが詰まっていて、時間の経過とともに様々な表情を見せてくれる魅力的なキュヴェ。」と語っています。
ブルゴーニュ好きの方にも飲んでもらいたい、エレガントでフィネスのあるスタイル。
ブルゴーニュ愛好家であるヴァルテール氏が、「ブルゴーニュ好きの方が嫌いなはずがない」と語るこちらのワイン。エレガンスとフレッシュさ、そしてフィネスを備えるその味わいは、「例えばシャンボール・ミュジニーの様に適応力があり、食事の邪魔もしない。軽やかさが口中にあるから、脂身がのっている魚料理とも相性が良く、赤身の肉が合わないわけがない!あとは長期熟成したパルメザンがあれば一本すぐなくなるよね?」とのこと。
史上最高の出来栄えとなった2016年ヴィンテージ。
ワイン・アドヴォケイト誌のヴィンテージチャートにて、97点を獲得した超グレートヴィンテージとなった2016年のバローロエリア。「エレガンス、フィネス、力強さ、どれをとっても完璧なヴィンテージ」「ピエモンテにとって最重要となるヴィンテージ」と多くの造り手が声を揃えてコメントしています。
こちらのバローロ・ラヴェーラ2016年ヴィンテージにおいては、ワイン・エンスージアスト誌にて過去最高の99点を獲得。ヴァルテール氏は「ブルーベリーやプルーンなどのニュアンスが特徴で、ミントやリコリス、スパイスなどの香りが広がり、豪華且つ洗練された味わい。今まで醸造した中でもトップに入るヴィンテージ。」と自信をのぞかせています。
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特別な区画が生むコーニョの最高傑作。 |
晩熟で繊細なクローン、ロゼを使用し 優良年にのみ仕立てる稀少キュヴェ。 赤系果実の風味広がるピュアで美しい仕上がり。
おススメ!
2013年 バローロ ヴィーニャ・エレナ・リゼルヴァ・ラヴェーラ
13,500円(税抜)
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コーニョにとって特別な最上級のキュヴェ。
一家が長年守り続けてきた大切な区画「ヴィーニャ・エレナ」で良年にのみ造られる、年間生産量5,000本という稀少な最上級キュヴェ。海抜380mという高標のエリアで育つ、近年栽培量が減っているロゼというネッビオーロのクローン品種を使用しています。ヴィーニャ・エレナの畑にブドウを植えた1991年は、愛娘エレナ女史が生まれた年でもあり、特別な思い入れのある1本なのです。
「バローロが好きな人に飲んでほしい。」特別なクローンが生むピュアな仕上がり。
「クローン品種であるロゼはとてもチャレンジング。なぜなら晩熟だから。他のクローンと収穫の差が3週間も出ることがあるくらい。ピエモンテの土地においてはやはり一定の天候リスクがあるから、このワインは良いヴィンテージしか造らないんだ。少々手はかかることは事実だけど、出来上がると素晴らしいエレガンスを見せてくれるからやめられない。一年苦労したブドウ畑の仕事全てを忘れさせてくれるくらいの魅力に取りつかれているよ。」と、ロゼの面白さをコメント。「このワインこそ、バローロが好きな人に、”こんなピュアなバローロがあるんだよ!”って贈りたい。」とのこと。
クラシックなグレートヴィンテージ、2013年。
2013年のバローロは、ワイン・スペクテーター誌のヴィンテージチャートにおいて97点を獲得したグレートヴィンテージ。1年を通して平年よりも低めの気温となり、湿潤な気候は土壌をより豊かに整え、ゆっくりと完熟したブドウは華やかな香りと酸の凝縮した素晴らしい出来となりました。
バローロ ヴィーニャ・エレナ・リゼルヴァ・ラヴェーラの2013年ヴィンテージはについて、ヴァルテール氏は「クラシックなグレートヴィンテージ。あらゆる要素が満ち溢れている。フレッシュなバラの香り、タバコ、ミント、リコリス。香りも味わいもフルで感じられながら、フレッシュなスパイス、赤系果実のニュアンスがある。36か月大樽での熟成を経てもなお、タンニンがしっかり感じられるが、軽やかさも備えている。」とその魅力を語っています。
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ネッビオーロの魅力を気軽に愉しめる入門編。 |
「ネッビオーロのピュアな美しさ」を表現。 まるでフレッシュな果実を丸かじりしたような ジューシーな旨味と溌剌とした酸が魅力の1本。
ご好評につき完売いたしました
2019年 ランゲ・ネッビオーロ モンテグリッリ
3,800円(税抜)
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ネッビオーロの美しさを表したワイン。
モンテグリッリは、バローロエリアに隣接したパシノにある畑のブドウを使用し、「ネッビオーロのピュアな美しさ」を表現するために造られました。土壌はより砂質が多く、標高はラヴェーラよりも更に少し高い場所にあります。そのため、まさにピュアなネッビオーロのワインを造る上でぴったりの畑。ヴァルテール氏も「このワインを通して伝えたいこと、それはネッビオーロの飲み心地。フレッシュでジューシーな果実味のあるワイン、そしてピュアなネッビオーロを身近に感じて欲しくて造っている。」とのこと。
ワインを愉しむすべての人に捧げたい1本。
モンテグリッリでは樽を一切使用しない醸造方法を選んでおり、ヴィンテージ問わず1/3の割合でカルボニック・マセラシオンを採用。そのためネッビオーロが持つ力強いタンニンを和らげ、繊細なアロマがふわっと広がる澄んだ味わいが生まれます。ヴァルテール氏によると「“ワインを飲むことを愛する人”に贈りたい。バローロだけじゃなく、色々な国のワインを好奇心旺盛に飲んでみたい、コレクトするのではなく、本当に飲むためのワインを探している人に贈りたいかな。樽を一切使用しない醸造を選んでいるのも、ネッビオーロの純粋な香りや第一アロマって、とても魅力的だから。」とのこと。
フレッシュな味わいが際立つ2019年。
2019年のモンテグリッリは、ワイン・アドヴォケイト誌にて高得点の92点を獲得。ヴァルテール氏曰く「若くして美味しいネッビオーロってなんぞや、そんなことを教えてくれる1本。摘みたてのイチゴやラズベリー、チェリーなどの赤系果実を丸かじりしたような凝縮感や、驚くほど滑らかなタンニン、溌剌とした酸。これぞまさにネッビオーロの飲み心地の表現。自信あるヴィンテージだよ。」とコメントしています。
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