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ロバート・パーカー氏絶賛の
バローロの名門カヴァロット。
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「ピエモンテのロマネ・コンティ」ブルーノ・ジャコーザ、「バローロの芸術品」マスカレッロ、「イタリアの帝王」ガヤという伝説的生産者と肩を並べ、イタリアのトップ100生産者が集うオペラワインにも選出されている、バローロの名門カヴァロット。
カヴァロットは、1928年にバローロの5大産地であるカスティリオーネ・ファレット地区で「テヌータ・ヴィティヴィニコラ・ブリッコ・ボスキス」として創業しました。1946年には創業者の孫にあたるオリヴィオ氏とジルド氏が、ワイナリー元詰めのワインをカヴァロットの名でリリース。4代目のアルフィオ氏、ジュゼッペ氏、ローラ氏に至る現在まで、優れた自社畑と創業当時と変わらぬバローロ造りを引き継いでおり、ロバート・パーカー氏にも「伝統製法にこだわる非凡な造り手」と絶賛されています。 家族経営を貫き続けるカヴァロットは、そのこだわりゆえに生産量が極少。そのため、ピエモンテに深い造詣をもつ評論家であるアントニオ・ガローニ氏が「あまり知られていないが、最も偉大なバローロの造り手の1人」と賛辞を贈る、知る人ぞ知る生産者です。
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4世代に渡り継承する
優れたテロワール、ブリッコ・ボスキス。
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カヴァロットがワイナリーを構えるブリッコ・ボスキスの丘は、日当たりが抜群で、バローロの産地の中でも礫質や砂質に富んだ水はけの良い土壌を備えた好立地。厳しい寒さと雪の多い冬、温暖で乾燥した短い夏があり、収穫期に霧が発生するという独特な環境からは、酸とタンニンのバランスに優れた、気品あるアロマのワインが生み出されます。
彼らのワインメイキングの根底にあるのは、自然を敬う心。テロワールを表現したワインを生み出すため、そして4世代に渡って継承してきた土地を次世代へと受け継いでゆくために持続可能な栽培に力を入れています。彼らは、環境に配慮して特別に調合したボルドー液や植物由来成分のもの以外は一切農薬を使用しません。その上で害虫に対しては捕食昆虫を畑で繁殖させ、草刈も年に2~4回行う程度に抑える不耕作を行うなど、自然の力を利用した農業を重視しています。
また、せっかく実った生命を剪定し捨てることには抵抗があるという理由で、創業当時からグリーンハーヴェストは行いません。しかし、カヴァロットのブドウ樹は古いもので70年以上と樹齢が高く、結果として38hL/haという低い平均収量を実現。土壌深くに根を張り、滋味を吸収した古樹から複雑な風味と凝縮感を備えたブドウが収穫されます。
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大樽でじっくりと時間をかけ造られる
エレガンスと深遠さを兼備した独自の世界観。
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カヴァロットのワインメイキングは、ひとつひとつの工程に時間と手間を掛けた非常に丁寧で緻密なスタイルです。
収穫されたブドウは、手作業で除梗。自然酵母のみで発酵を行います。特注の横置きタイプの発酵槽には鋭い刃が装備されており、それが回転することで果帽を循環。長期間のマセラシオンを行うことによって、ワインに華やかな香りを与えています。バルベラやバローロはクロアチア産スラヴォニアンオークの大樽で休ませた後、翌春、コンクリートタンクにて自然にマロラクティック発酵。スラヴォニアンオークの大樽と瓶での長期熟成を経てリリースします。
そうして造り上げたワインは、全ての要素が調和した見事なバランスと滑らかな口当たり。自然のままゆえに要する苦労と時間、そしてカヴァロットが培った伝統をなくしては表現できないエレガンスと深遠さを兼備した落ち着きのある世界観を備えています。
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2012年
バローロ・リゼルヴァ ブリッコ・ボスキス
ヴィーニャ・サン・ジュゼッペ
17,000円(税抜) この商品はこちら≫ |
こちらは、カヴァロットが所有する最良の区画であるサン・ジュゼッペから造られる最上級キュヴェ。伝統的な大樽を用いた6年もの長期間熟成を経て造られたバローロ・リゼルヴァです。
ブリッコ・ボスキスの中央部、標高335mの南西向きの斜面に位置するサン・ジュゼッペの畑では、高い標高と、夕方の優しい陽の光を受けやすい立地により、ブドウはゆっくりと成熟。適度な酸を保ちつつも、豊富な香り成分とふくよかなタンニンを備えたブドウが結実します。収穫したブドウは手作業で100%除梗し、1ヵ月に及ぶ長期マセラシオンを行いながら自然酵母のみで発酵。バローロ・リゼルヴァの規定である62ヵ月の熟成期間(最低18ヵ月間の木樽熟成)を大きく上回る72ヵ月もの長期熟成(うち48~60ヵ月間が大樽熟成)を行いリリースします。
3.78haという極小区画のブドウのみから造られる、年間生産量6000本あまりの稀少品です。是非、限定入荷のこの機会にご堪能ください。
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2015年
バローロ ブリッコ・ボスキス
11,000円(税抜) この商品はこちら≫ |
こちらのキュヴェは、丘の中でも最も標高の高いヴィーニャ・プンタ・マルチェッロと、最も標高の低い場所にあるヴィーニャ・コッレ・スッドヴェストという2つの歴史的な区画を含む、ブリッコ・ボスキス内の様々な区画のブドウを使用したキュヴェ。スラヴォニアンオーク樽にて36~42か月間かけて熟成され、その後、更に6か月間の瓶内熟成を経てようやくリリースされます。
ゆったりとしたリッチな質感と繊細さが同時に感じられる、高貴な印象。熟した果実の味わいにスパイス、ミネラルの風味があり、牛ホホ肉の煮込みやキノコのリゾットなど、料理との相性に非常に優れている味わいです。
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2016年
バルベラ・ダルバ・スペリオーレ
ブリッコ・ボスキス ヴィーニャ・デル・ククロ
4,600円(税抜) この商品はこちら≫ |
ブリッコ・ボスキスの南西の斜面に広がる区画、ヴィーニャ・デル・ククロから収穫されたバルベラを100%除梗し、自然酵母のみで発酵。2週間ほどのマセラシオンとコンクリートタンクでのマロラクティック発酵を経て、大樽で15-18ヶ月熟成後、さらに6ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされます。
グラスに注ぐと、プラムや赤スグリのいきいきとした果実の風味に、涼しい天候がもたらした美しい酸がのびやかに広がり、しっかりとしたミネラル感と合わさって、長い余韻を形成します。造り手をして「驚くべき熟成ポテンシャルを持つ」と言わしめるヴィンテージ。
バルベラ・ダルバの個性とテロワールを最大限に表現した味わいで、一度飲んだらその魅力に惹きつけられること間違いなしの1本。ワインスペクテーター誌にて「イタリア産のおいしい赤ワイン」として選出された際、14本のうち最高得点を獲得している実力派キュヴェです。
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2017年
ランゲ・シャルドネ
3,500円(税抜) この商品はこちら≫ |
こちらのキュヴェは、ブリッコ・ボスキスとヴィニョーロ・クリュという区画の中間に位置する丘陵地帯の畑の1972年に植樹されたブドウを使用して造られる白ワイン。トロピカルフルーツやレモン、リンゴなどのアロマや、ミネラルの爽やかな香りが特徴。みずみずしい果実味とフレッシュな酸味を纏った、骨格のしっかりとしたスタイルです。
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