キャンティ・クラシコの境界線すれすれに広がるベラルデンガという土地は、キャンティ特有の石灰質土壌に加えて砂混じりで柔らかく暖かい土壌が入り混じっています。古来海底であったという敷地内には水によって角が削り取られた丸い形の石と、アルバレーゼと呼ばれる白い石灰質の塊が多く見られ、 土壌がミネラル分を多く含んでいることを意味しています。ベラルデンガ特有のこのテロワールは、この地のサンジョヴェーゼに
タバコや煙、スパイスなどの燻した香りと土っぽさを与えています。
イタリアの人々にとって山と森林をイメージさせる「キャンティ」の名の通り、見晴らしのよい小山の上に広がる敷地は、斜面を選んでブドウ畑が点在し、その間を縫うようにオリーブの畑が広がっています。海抜の高いところに位置しているため敷地内にある泉を源流とする川は、モンタルチーノ、モンテプルチアーノ、マレンマを通り、海に注いでいます。また周囲に遮るものがないため、日当たりは抜群。青い空とブドウ畑のほかには何もないような、すがすがしい風景が広がっています。 |