SAINT-EMILION
ローマ時代からのワイン造りの歴史があり、メルロを主体にした銘醸地。右岸地域で唯一の公式格付けを設けています。シュヴァル・ブランに代表されるように、凝縮された果実味としなやかな口当たりを特徴としたワインを産出しています。メドックと違い、5000ヘクタールの土地に約1000ものシャトーが密集しています。複雑で変化に富んだ土壌が特徴で、特に優れたワインは、「コート」と呼ばれるサン・テミリオンの町を囲む石灰岩系の丘陵地帯と、「グラーヴ」と呼ばれるポムロルとの境界に近い、石灰質と砂・粘土の斜面の2つの地域から生まれます。