ブルゴーニュラヴァ―必見!
注目の新星ドメーヌの初ヴィンテージが到着。
|
 |
ジャン・バティスト・ブーディエは、かの有名なシャトー・オー・ブリオンなどの著名なワイナリーで研鑽を積んだジャン・バティスト氏が経営する新星ドメーヌ。彼は若くして卓越した醸造技術を学び、手掛けるワインは3ツ星レストランに採用されるほか、ブルゴーニュの名門アンヌ・グロも絶賛するほど高い評価を受けています。
今回エノテカ・オンラインには、ジャン・バティスト・ブーディエが手掛けるファースト・ヴィンテージの2015年ブルゴーニュ・ピノ・ノワールが入荷いたしました!ブルゴーニュ・ルージュの水準をはるかに超えた繊細でエレガントな出来栄えです。ブルゴーニュラヴァ―必見の若き秀才が生み出す1本、この機会に是非お見逃しなく! |
シャトー・オー・ブリオンで研鑽を積み、
2015年にファースト・ヴィンテージをリリースした若き秀才。 |
ペルナン・ヴェルジュレスを拠点とするドメーヌ、ジャン・バティスト・ブーディエ。シャトー・オー・ブリオンを始めとする著名なワイナリーで醸造を学んだ、若干26歳のジャン・バティスト氏が2015年に記念すべきファースト・ヴィンテージをリリースしました。既にフランスの最高評価誌「ギド・アシェット」にも掲載された新星ドメーヌです。彼が手掛けるペルナン・ヴェルジュレスは、「ピエール・ガニエール」や「アルパージュ」、「ルドワイヤン」、「ギィ・サヴォワ」等の3ツ星レストランにオンリストするほど。伝説的なワイン商であるベッキー・ワッサーマン氏やブルゴーニュの名門、アンヌ・グロも絶賛する今後大注目の若き天才醸造家です。
ジャン・バティスト氏の実家はペルナン・ヴェルジュレスでワイナリーを営んでおり、彼は若くして様々な所でワイン造りを学び始めました。まずボーヌの醸造学校で1年間学んだ後、ニュージーランドで研修。フランスに戻りディジョン大学、ボルドー大学に進学し、ボルドー大学ではDINO(国家醸造士)資格を取得しました。その後、従兄弟である二コラ・ロシニョール、ヴュー・テレグラフ、ドメーヌ・ゴビー、シャトー・コルバン・ミショット、さらにはシャトー・オー・ブリオンという名立たるワイナリーでワイン造りを実践し、最先端の技術を学んできたのです。実家に戻り、伝統的で保守的なワイン造りを行っていた父親とともに働き始めましたが、科学的醸造に精通した彼のスタイルと対立。その結果、父親から一部の畑を受け継ぎ、自らの手でワインを手掛け始めました。 |
ペルナン・ヴェルジュレスで手掛ける
自然なワイン造り。 |
ワイン造りを始めた当初所有していたのは、コート・ド・ボーヌ上部に位置するペルナン・ヴェルジュレスの畑、僅か3ha。その後、ラドワ・セリニーやアロース・コルトンの畑も取得し、現在ではペルナン・ヴェルジュレス一級畑フィショとスー・フレティーユ、アロース・コルトンの村名キュヴェ、そしてラドワ・セリニーのブドウを使ったブルゴーニュ・ピノ・ノワールなどを造り出しています。ブドウ栽培はリュット・レゾネ(減農薬農法)を実施しており、農薬に頼らず自然の力を利用する事を心懸けているため、フレッシュな果実味と豊富なミネラルを蓄えたブドウが育つのです。
醸造に関しては、近隣のボノー・デュ・マルトレイが彼に設備を借してくれています。ボノー・デュ・マルトレイはコルトン・シャルルマーニュ最高峰の造り手であり、彼にとって非常に心強い支援者です。それでも、全てのワインを熟成させる金銭的な余裕がなく、ワインの3分の1を醸造が終わった段階で売ってしまったそう。こうした苦労を重ねつつも、彼はあらゆるワイナリーで学んだ科学的醸造技術と、南仏の伝説的スターであるドメーヌ・ゴビーから学んだ自然なワイン造りを融合させ、果実の純度とテロワールを素直に表現したワインを造り出しました。
|
果実の純度とテロワールを表現した
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール。 |
今回入荷したのは、ジャン・バティスト・ブーディエの記念すべきファースト・ヴィンテージである2015年のブルゴーニュ・ピノ・ノワール。ラドワ・セリニーの1980年代に植えられた樹齢約40年のブドウを使用しています。ラドワ・セリニーはコート・ド・ボーヌの中でも最も北に位置する区画。比較的冷涼で、石灰岩を多く含む土壌で構成されているため、緻密な質感を持った赤ワインを生み出します。
ブドウを圧搾後、野性酵母を用いて、ステンレスタンク内で50%の全房発酵。その後、古樽で10ヵ月間熟成させ、複数の樽のワインを同じタンク内で1ヵ月かけてブレンドしてから瓶詰めを行います。こうして造られるワインは、ブドウ本来のフレッシュな果実味と酸を保持したスタイルです。 |
ブルゴーニュの超優良ヴィンテージ、2015年。
果実の爽やかさと旨みが詰まった仕上がり。 |
2015年のブルゴーニュのコート・ド・ボーヌは、ワインアドヴォケイト誌において94点を獲得する超優良ヴィンテージ。素晴らしいヴィンテージだった2005年と比べられるほど、高いクオリティが期待できます。気温が例年より大きく上回った点が特徴で、とりわけ夏が暑かったため、日照時間も例年より大変長く、雨が少ないことが心配されました。しかし、生育期にちょうど良く雨が降ったことで、収穫量は低かったものの、濃縮していて色合いも濃く、豊かな糖分とアロマのあるブドウが成熟。凝縮した果実味と心地良いタンニンを備えたワインが造られました。
外観は紫がかった鮮やかなルビー色。グラスに注ぐと、熟したレッドチェリーやブルーベリーの果実のアロマとともに、ほのかにスパイスやハーブ、ミネラルなどの優美な香りにうっとりさせられます。フレッシュかつ凝縮した果実味の中にしっかりとした酸が広がり、純粋なミネラルと柔らかいタンニンが漂う流麗な余韻が続きます。ブルゴーニュ・ルージュの水準をはるかに超えた繊細でエレガントな1本を、是非この機会にお試しください。
|