CERASUOLO DI VITTORIA CLASSICO
WA 92
01
2016 750ml[Full]
3,600 Yen (3,960 Yen (Tax included))
36 Points!
1980年にジュスト・オキピンティ氏とジャンバティスタ・チリア氏、チリノ・ストラノ氏の3人が シチリア・ヴィットリアの地で、自分たち名字の頭文字を組み合わせて創立したワイナリーが「コス(COS)」です。 当時のヴィットリアは、果樹園やサボテン栽培、オリーヴ畑が主な産業。 高品質ワインの歴史は浅く、3人は荒れ果てたブドウ畑の復活を目指してワイナリーを創業しました。 ヴィットリアにあるバストナカにて、ジャンバティスタ氏の父より受け継いだ ブドウ畑からワイン造りを開始。1980年5月に最初のヴィンテージ1470本をリリースし、 チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアDOCG認定の先駆けとなりました。 その後、ワインと自然の結び付きを感じ始め、造り手の3人はビオディナミ栽培に行き着きます。 2000年に古代のワイン造りを目指してシチリア州で初めて素焼きの壷アンフォラを導入。 2005年ではシチリアで唯一、DOCGの称号を手に入れたワインを生み出しました。 現在150個のアンフォラが地中に埋められ、 世界最大規模のアンフォラ醸造所として、ブドウ本来の風味を活したワイン造りを徹底しています。 除草剤を使用した栽培が未だに多い、ヴィットリア。 一方でCOSの畑は健康的な、青々とした草に溢れています。 ワイン造りに適した石灰質と珪酸質の土壌にて一切薬剤は使わず、 ボルドー液さえも使用しないという完全無農薬の畑が最大の特徴。 ブドウ畑の近くには森や果樹園があり、様々なクローンも混植することで ブドウ自体の熟度や酸度にばらつきが生じます。そのばらつきこそがワインに躍動感を与え、 計算できない複雑さを持った自然なワインが生み出されるのです。 醸造面では、ブドウにとって一番身近な素材であるアンフォラを使用し、 適度な酸素置換とワインに付着してしまう必要以上のタンニンやアロマの問題を阻止。 しかし、アンフォラはバクテリアや酸化の問題が樽より大きいため、 日々清潔に保ちながら試飲を行い、細かい対応を実行しています。 また、多種多様なクローン栽培と同じように、150 個の異なるアンフォラによって 発酵や熟成でも多様性を実現。この個性をブレンドすることで、複雑な味わいに仕上がります。 ステンレスタンクは伝統的なセメントタンクに変更し、出来る限り自然の素材でワインを造っています。 熟成においては、綺麗に保たれたセラーでクラシック音楽を聴かせながら熟成。 ゆったりとした音楽を聴いて育ったワインは、癒しを持ったエレガントなスタイルへと変化します。 こちらのワインは平均樹齢25年のネロ・ダヴォラ60%とフラッパート40%をブレンド。 セメントタンクにて野生酵母による発酵を行った後、スラヴォニア産のオーク樽を使用して12か月間熟成しています。 2010ヴィンテージは、イタリアのエスプレッソ出版が発行する著名なイタリアワイン評論誌 「イ・ヴィーニ・ディタリア・レ・グイデ・デ・エスプレッソ2014」で最高賞の5ボッティーリエ(18.5点)を獲得。 また2015ヴィンテージにおいては、デキャンター誌で93点という高得点を勝ち取りました。 味わいではたっぷりとした果実味と複雑さがありながら、透明感を併せ持つ洗練された仕上がりです。 シチリア内に留まらずイタリア全土、更には海外でも高い評価を得ているワイナリーの「コス」。 彼等が手掛ける自然に任せたワイン造りならではの透明感とエレガントさが表現されたワイン、是非ご堪能ください。
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