PINOT NOIR BLOOM’S FIELD
WA 91
01
2013 750ml[Full]
12,000 Yen (13,200 Yen (Tax included))
120 Points!
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サンディの設立者が手掛ける、サンタ・リタ・ヒルズの 自社畑ブドウから造られるワイナリー。 海に近い土壌の個性を反映した、果実の凝縮感に富む個性的な仕上がり。 2010年にサンディを設立した二人、ラジャ・パー氏と、 ワインメーカーのサシ・ムーア氏に加え、投資家のマーク・スティーヴェンソン氏が、 新たにドメーヌ方式(管理が行き届いた自社畑からワインを造る)のワイナリー、 ドメーヌ・ド・ラ・コートを2013年に設立。 ドメーヌ・ド・ラ・コートは、サンタ・リタ・ヒルズAVAの一番海に近い西の端、 標高約250mの丘の上に点在する6つの区画、計16haの畑を所有します。 (ブルームス・フィールド3ha、ラ・コート3.8ha、セイレーンズ・コール1.2ha、 メモリアス1.4ha、クロ・ジュリエット0.4haと6.3haのサンタ・リタ・ヒルズAVA区分の畑から成ります。) これらの土地は、元はブルゴーニュのコント・ラフォンがコラボして、 オレゴンでワインを造っていた、イブニング・ランド・ヴィンヤードが所有していた土地です。 2千5百万年前は海の底であった土壌が隆起、圧迫、堆積、経年変化した複雑な土壌で、 海まで約10㎞とAVAの中では一番海に近いため、涼しく、 風も強いが畑は斜面南東を向いているため、強風には直接あたりません。 特筆すべきは、土壌の複雑性です。 薄い粘土質の表土の下は、真っ白な土壌が広がります。 シャンパーニュの石灰質土壌、シャブリのキンメリジャン、プイィ・フュメのシレックス、 ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニーやシャサーニュ・モンラッシェの 石切り場に見られるアルジロカリケールなどを思わせる風景は ミネラル感溢れるシャルドネと、妖艶なピノ・ノワールが造られる可能性を秘めた まるで約束された地「プロミスト・ランド」のようです。 そしてシリシャス=シレックス、結晶化したシリカ土壌で石英や玄武岩を含み、 さらには、ダイアトメイシャス=ダイアトムという、 海底に堆積した植物性プランクトンの化石「珪藻土」からなる土壌は、 スポンジ状の保温性に優れ、水はけに優れています。 更にシェール土壌(頁岩)堆積物が堆積し圧迫され、 薄く割れる(スレートや礫という)土壌も含まれています。 2007年畑は、まだイブニング・ランド所有の時代に サシ・ムーア氏とドメーヌ立ち上げに助力したクリス・キング氏が植樹にかかわり、 カリフォルニアの代表的優秀なクローン(マウント・エデン、スワン、カレラ)と 少しのブルゴーニュ・クローンを、この地区では前例のないほど密植しました。 そうすることで、それぞれの樹が互いにストレスを感じ、 下へ下へと根を伸ばし、個性豊かな土壌の成分を吸い上げるのです。 6つの畑はそれぞれ地質、方位、標高、微気候が違い、 たった16haの集合体であっても、比類なきクリュの違いを体現しており、 ブルゴーニュ・コート・ドールの村々の特級・一級の各区画のように、 将来これらの畑もその個性が認知される日が近いのではないでしょうか。 こちらのブルームス・フィールドは、 植樹された日が「ブルームス・デイ6月16日(2007年)」であったことから命名した畑。 自社畑の中で一番西端の斜面にあり、海を直接望むことができます。 薄い表土は粘土質で鉄分を多く含み、その下はシェール(頁岩)。 水はけが良く、傑出したミネラル感をもたらします。 霧と海からの冷たい風の影響を受け非常に涼しく、 その影響から、自社畑の中でも一番小さな房となります。 色合い、アロマ、果実味とも凝縮感に富み、高い酸をキープすることができ、 生き生きとしたエネルギーに満ち溢れた味わいを生みます。 クローンはマウント・エデン、スワン、カレラを通常は区画分けするところ、 畝毎交互に植え、収穫は一緒に行うことにより、 各々の味わいの違う個性を引き出します。 100%全房発酵。 短い低温マセラシオンの後、14日から18日間かけて発酵。 毎日ポンピング・オーヴァー(ルミアージュ・液循環)を行い、 発酵最盛期はパンチ・ダウン(ピシャージュ・櫂入れ)も行います。 約20ヵ月の樽熟(新樽なし)を終えたのち、 ノン・フィルターで、人工的な清澄なしに瓶詰されます。 フレッシュなバラの花びら、つぶしたラズベリーの甘酸っぱい味わいに、 粒コショウ、ゼラニウムの風味が加わり、 塩味と海苔のようなミネラル感も存在します。 はっきりと土壌の個性を感じとることができ、凝縮した溌剌とした果実に勢いを感じます。 10年以上の熟成にも耐え、将来もエネルギーに満ちた複雑味を長く楽しむことができるでしょう。 飲み頃:~2021年 評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて91点を獲得
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