2013年のブルゴーニュは、開花期から成長期にかけての天候不順の影響を受けましたが、9月には天候が回復。収穫時期を遅らせたことで、最終的には果皮や種のタンニンが十分に熟した良質なブドウが収穫されました。例年に比べて収穫量は少ないものの、造り手の努力が実を結んだヴィンテージ。ワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏曰く、「真のブルゴーニュ愛好家のためのワインと言える。」とのこと。まさに、ブルゴーニュファンには見逃せないヴィンテージです。
チェリーやラズベリーなどの新鮮な果実のアロマに、マッシュルームやミネラルの香り。レッドチェリーなどの凝縮した力強い果実味が印象的で、滑らかなタンニンが非常に美しく、心地よい余韻が続きます。丸みを帯びた酸味と豊富なミネラルのバランスが素晴らしく、強さとフィネス、エレガンスが共存した仕上がり。若いうちは空気に触れさせながらゆっくりとワインを楽しみ、熟成させることにより複雑で深みのある味わいをお楽しみいただける1本です。
ピノ・ノワール(100%)