穏やかな春で開始した2014年のローヌ地方。生育期は早く始まりましたが、冷夏と多雨のためにブドウはゆっくりと成熟し、香り高く、柔らかいストラクチャーを備えたワインが生まれました。北ローヌの白の評価が高く、酸がのっている上に、9月の好天で果実の凝縮感も申し分のなく凛とした味わいに仕上がっています。
グラスに注ぐとスモークのニュアンスを伴った、オリーヴ、スミレ、ベリー系の果実の鮮やかなアロマが広がります。口に含むと穏やかな酸を備えた、継ぎ目のない滑らかな口当たり。タンニンが味わい全体を調和させています。今後10年近く熟成可能なポテンシャルを備えていますが、若いうちは新鮮な果実味がお楽しみ頂ける、エレガントなワインです。
シラー(100%)