現在カステッロ・ディ・アマでは、実に10を超えるワインを生産していますが、最も重要とされているのが、フラッグシップワインである『サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ』。 アマが所有する畑のうち上級キュヴェの単一畑を除く、約65haの畑から高樹齢の樹を選び、一般的な量の半分以下という超低収量で栽培、本当に良いブドウだけを厳選して造られており、2010年から制定されたキャンティ・クラシコの最上級格付けである「グラン・セレツォーネ」の名に恥じない素晴らしいクオリティを有しています。こちらは初ヴィンテージとなった2010年が世界屈指のワイン専門誌として有名なワインスペクテーター誌の2014年トップ100ワインにおいて6位にランクイン。しかも、イタリアワインとしてトップ10内へ唯一ランクインするという快挙を成し遂げました。
(ワインスペクテーター誌のトップ100ワインとは…ワインスペクテーター誌の100点満点法によって90点以上を獲得したワインに対し、さらに「品質」、「コストパフォーマンス」、「稀少性」の3つの基準でワインを格付け、毎年約5,000本を超えるワインの中から、トップ100を選出。ワインのプロも注目する、優れたワインのランキングとして知られています。)
そして、そのサン・ロレンツォの 「弟分」とも言うべき、もうひとつのワインがこちらの、キャンティ・クラシコ・アマです。カステッロ・ディ・アマでは1996年より、長期的な品質保持のため、樹齢を重ねすぎた樹を若樹に植え替えるよう畑の整備を行ってきました。その若樹も植樹から20年ほどが経ち、ワインに仕立てられる品質の果実を実らせるまでに生育しました。ただ現段階ではまだサン・ロレンツォには使用できる水準ではないことから、よりカジュアルなこのキュヴェが誕生しました。アマならではの格式はそのままに、よりフレッシュで爽やかなスタイルのワインに仕上がっています。
サン・ロレンツォで改めてその実力を世界に知らしめた、カステッロ・ディ・アマ
の手腕を3,000円台という価格で味わうことが出来る、非常にお買い得なワインです。 |