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世界で高評価を受けるランゲの名生産者。
瑞々しい果実味に魅せられる、
若いうちから愉しめるバローロ。
エルヴィオ・コーニョは、北イタリア・ノヴェッロ近郊の
「ブリッコ・ラヴェーラ」の丘の頂上にある、家族経営のワイナリーです。
1950年代末、伝統的なバローロのワイナリー、
「マルカリーニ」で醸造を担当してきたエルヴィオ・コーニョ氏は、
マルカリーニに統合されていた畑を1990年に自身の名前でブドウ畑を購入、
「エルヴィオ・コーニョ」としてのワイン造りを始めました。
現在ワイン造りを手掛けているのは、エルヴィオ・コーニョ氏の娘、
ナディア女史と娘婿のヴァルテール・フィッソーレ氏。
先代から受け継がれる、頑固な職人気質とテロワールへの深い愛情、
確固たる誇りを持ちワイン造りを行い、高品質でバランスが良く、
上品かつ贅沢なワインを造っています。
一番の特徴は、現在でも国際品種を一切使わず、ネッビオーロを中心とした
ピエモンテ州ランゲに古くからある土着品種のみを使用していること。
ブドウ栽培を最重要視し、栽培の促進や抑制は行わず、
農薬や化学肥料はほとんど使用せずに、
伝統的な、あくまで自然に任せたブドウ栽培を行っています。
また、醸造過程において、発酵にも土着の酵母を使用。
バリックの使用を抑え、主に伝統的な大樽を用いて
ゆっくりと時間をかけて熟成させることで、樽の風味が強すぎない、
果実本来の繊細でピュアな味わいを造り出しています。
アメリカのワイン評価誌、
『ワイン&スピリッツ』が選ぶ2013ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選出され、
ガンベロロッソの「ヴィニ・ディタリア」では最高評価を獲得。
ワイン評論家のロバート・パーカー氏も
「まだあまり知られてはいないが、
ピエモンテで最も素晴らしいワイナリーの一つである」と高評価。
知名度は低いながらも、既にその実力は世界から証明されています。
このバローロ・カッシーナ・ヌオーヴァは、
比較的樹齢の若い畑のブドウを使用し、
大樽で2年の熟成を経て出荷されます。
若い世代の方に向けて造る、
「早いうちから楽しめる」という
コンセプトのバローロです。
オレンジを帯びた光沢のあるガーネット色。
まろやかなブーケに包まれた花の香りと繊細なスパイス香。
バローロらしい上品で心地よい舌触り、調和が取れた長い余韻。
滑らかで優しい口当たりで、繊細さと気軽さ、
そしてバローロの品格を併せ持ったような1本です。
ビーフシチューやローストビーフなどのボリュームのある肉料理、
ジビエ、熟成チーズなどと相性抜群。フルコース用のワインとしても最適です。
飲み頃:〜2026年
評価:ワインアドヴォケイト誌(パーカーポイント)にて91点を獲得
ワインスペクテーター誌にて94点を獲得
ガンべロ・ロッソ2016にてドゥエ・ヴィッキエリ獲得
VINOUS.comにて92点を獲得
ワイン&スピリッツ誌にて92点を獲得
ジェームス・サックリングにて93点を獲得