最新2017年ヴィンテージ初入荷! |
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元祖スーパータスカンとして30年以上にも渡り圧倒的な存在感を放ち続ける「イタリアワインの至宝」サッシカイア。2018年のワイン・スペクテーター年間トップ100において、フラッグシップ・キュヴェのサッシカイアが見事世界第1位を獲得し、世界のワイン史に強烈な影響を与え続けている、イタリアワイン界の偉大な造り手です。
今回そのサッシカイアが手掛ける、レ・ディフェーゼの最新2017年ヴィンテージがエノテカ・オンラインに初入荷いたしました。2017年のトスカーナは、超優良と評される2016年に引き続き天候に恵まれたヴィンテージ。レ・ディフェーゼにおいても、サードラベルでありながら、各ワイン評価誌にて90点以上の高評価を獲得している素晴らしい出来栄えです。
サッシカイアのワイン造りの美学がしっかりと受け継がれていながらも、親しみやすさを持ち合わせたレ・ディフェーゼ。最新ヴィンテージ入荷のこの機会に是非お楽しみください。
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34年ぶりとなる100点獲得の快挙! 進化し続ける唯一無二のスーパータスカン。
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サッシカイアがリリースされた当時、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が85%を超えるワインはイタリアのD.O.C.G法上、トスカーナで認められている原産地呼称を名乗ることはできませんでした。しかし、そのクオリティはずば抜けており、トスカーナの規定を超越したという意味でスーパータスカンと称され、1980年代には熱狂的なブームが全世界へ広がりました。1985年ヴィンテージには、イタリアワインで初めてワイン・アドヴォケイト誌にて100点を獲得。そして、1994年にはついにボルゲリ・サッシカイアとしてイタリアでは唯一、単独ワイナリーでのD.O.C昇格を果たしました。まさにサッシカイアは法律さえも変えてしまう程、偉大なワインなのです。
近年では2013年に、イタリアで最も権威あるワインガイド、ガンベロ・ロッソ誌において最優秀赤ワインに選出。2018年にはワイン・スペクテーター年間トップ100において、フラッグシップ・キュヴェのサッシカイアが見事世界第1位を獲得しました。さらに、今回入荷したサッシカイアの最新2016年ヴィンテージにおいては、1985年以来、実に34年ぶりとなるワイン・アドヴォケイト誌にて100点を獲得。その実力は留まることを知らず、実に30年以上もの間圧倒的な存在感を放ち、トスカーナワインのみならずボルドーワインにいたるまで強烈な影響を与え続けています。
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圧倒的存在感を放つ、 「イタリアワインの至宝」。
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先代のマリオ・インチーザ侯爵のボルドーワイン好きが高じて、1944年にボルドーのシャトー・ラフィットから持ち込んだカベルネ・ソーヴィニヨンの苗を作付したのがサッシカイアのはじまりです。「サッシ=石、カイア=~な場所」と名前が表すとおり、その土地はまさにボルドー、メドック地区に似た石ころだらけの畑であり、カベルネ・ソーヴィニヨンに最適の地質でした。1960年代、元々自家消費用のためだけに造られていたワインが大変な評判になり生産を拡大、1970年代になると徐々に世界的な販売を開始しました。その当時、85%を超えるカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインは、ワイン法上、格の高い原産地呼称D.O.C.Gを名乗ることができませんでしたが、サッシカイアはその味わいで1990年代から全世界で熱狂的なブームへ。IGTトスカーナ=テーブルワインという格下の呼称でありながら、卓越した品質を誇ったためスーパータスカンと呼ばれ、賞賛されるようになりました。そこから30年以上、サッシカイアは元祖スーパータスカンとして圧倒的な存在感を放ち、現在までのトスカーナワインやボルドーワインまでにも強烈な影響を与え続けています。
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トスカーナにしてトスカーナにあらず、ボルゲリのテロワール。 |
サッシカイアが造られているボルゲリ地区はトスカーナ州の中心地シエナから、真っ直ぐ西へ、州を横断するように進んだ海沿いのエリア。南北に細長くひろがったマレンマと呼ばれる地域にあり、同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。年間を通して温暖で常にさんさんと降り注ぐ陽光のおかげで日中は暖かく、夜は海風の影響で冷え込みます。この温度差が日々ブドウの凝縮感を高めながら、肉厚でジューシーな果実を育てるのです。また雨が少ないため、収穫前の雨によって果実が不作となる心配もあまりなく、キャンティやブルネッロのサンジョヴェーゼよりも、2週間ほど早く収穫ができるのもこのエリアならではの特徴です。
さらに土壌にも特徴があり、もともとは湿地帯だったマレンマの土地は砂質、石灰質、粘土質が入り組んでおり、海に近いことによりミネラル分も豊富。ゆるやかながら起伏があり、日当たり、水はけなどを考え合わせると、とてつもなく入り組んだミクロ・クリマとなります。実は、サッシカイアのブドウ畑は広い敷地の中に点在しています。それは様々な土壌の中で最適な場所を選んでブドウが植えられているから。このミクロ・クリマが、多様な国際品種の適正も受け止め、トスカーナの他のエリアとは違った自由なワイン造りを実現させています。
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エノロゴ、栽培責任者ともにサッシカイアと同じ、 テヌータ・サン・グイド第3のワイン。 |
元祖スーパータスカンであり、イタリア赤ワインの頂点を極めるサッシカイアが造るサードラベルとも言えるレ・ディフェーゼは、2002年の初リリース以来、瞬く間に世に知れ渡った人気のワイン。その味わいは、いい意味でサッシカイアとは異なります。骨格のしっかりとしたカベルネ・ソーヴィニヨンに、柔らかみのあるサンジョヴェーゼを絶妙なバランスでブレンド。トスカーナらしさを感じさせる気品ある上品な仕上がりです。また、フレンチオークで24ヵ月もの間熟成させるサッシカイアに対し、レ・ディフェーゼは31℃に温度が保たれたステンレスタンクで12日間マセラシオン発酵を行い、フレンチオークとアメリカンオークの小樽で12ヵ月間熟成。その後3ヵ月の瓶内熟成を経て出荷されます。そのため、飲み頃までに長期の熟成を要する偉大なサッシカイアに比べ、早くから楽しめる親しみやすさを備えています。
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フレッシュな果実味とシルキーなタンニンが魅力の 最新2017年ヴィンテージ。 |
2017年のトスカーナは2016年に引き続き天候に恵まれ、バランスに優れたブドウの収穫に成功しています。例年に比べて春から夏が温暖で乾燥した気候だったため、造りだされたワインは豊富な果実味を備えているのが特徴です。レ・ディフェーゼの2016年においては、ジェームス・サックリングにて91-92点、ワイン・エンスージアスト誌にて90点を獲得した優良ヴィンテージ。フレッシュな果実味、シルキーなタンニンを備えた仕上がりです。
ルビーレッドの外観。ブラックベリーや黒スグリの果実香に、スミレや土、甘草、スパイスのニュアンスが何層にも折り重なっています。柔らかいアタックと口いっぱいに広がる、完熟した果実味が魅力。綺麗な酸とミネラル感、張りのある艶やかなタンニンが豊満な果実味に溶け合うことで、見事なハーモニーを演出しています。複雑なアロマと卓越したバランスをみせる味わいです。
サッシカイアのワイン造りの美学を受け継ぐ第3のワイン、レ・ディフェーゼの素晴らしさを是非ご堪能ください。
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