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キュヴェ・ア・ランシエンヌ はポール・デテュンヌの最上級のスペシャル・キュヴェ。最上の区画の平均樹齢35~40年のブドウのみを使用し、シャンパーニュ伝統の205リットルの小樽で発酵。瓶詰め後3年は澱とともに熟成し、澱引き後、さらに4年という長期間の熟成を経て出荷されます。コルクは金具ではなく、麻ひもで留められており、特別なキュヴェの証として、昔ながらの手法で打栓しています。長期熟成による深い黄金色。ピノ・ノワールの力強さと豊かさ、シャルドネに由来する繊細さがきれいに溶け合っています。豊かな風味に官能的なアロマがありまさにポール・デテュンヌの集大成的作品と言えるでしょう。 |
ポール・デテュンヌは、シャンパーニュ地方 モンターニュ・ド・ランス地区の
アンボネイに位置する家族経営のシャンパーニュ・メゾンです。
アンボネイは、100%グラン・クリュの特級格付けなので、
ポール・デテュンヌのシャンパーニュもすべてグラン・クリュです。
デテュンヌ家は、生産者元詰めシャンパーニュ(レコルタン・マニピュラン)として、
1890年から代々シャンパーニュ造りを行なってきました。
「情熱、伝統、品質、自然と環境への固執」という
深い信念を持って、シャンパーニュを造り続けています。
1977年にシャンパーニュ・メゾンとして設立。
今日では、ピエール氏が4代目として妻・ソフィーと共にその伝統を守り続けています。
生産されるブドウのうち20%は、今でもヴーヴ・クリコに売却され、そのブドウが
最高キュヴェの
「ラ・グランダム」の原料になっているということからも、
ポール・デテュンヌのブドウの質がいかに高いかということがよくわかります。
昔ながらの伝統的なシャンパーニュ製法で造ることにこだわっており、
アンボネイで造られたブドウのみを使用。
厳選したブドウを手摘みで収穫した後、シャンパーニュ産オーク樽で熟成させ、
その後、17世紀から使用している白亜のセラーで、さらに最長6年熟成させます。
プレスティージュ・キュヴェの「キュヴェ・ア・ランシエンヌ」は、
こだわりのブドウの中でも
最上の区画のブドウのみを使用し、
ブドウの収穫からラベル貼りまですべて職人の手によって行われる贅沢な造り。
なんと、
年産1000本という超希少品です。
このキュヴェは、初代ポール氏の時代の醸造方法を再現したもので、
瓶のかたちも当時のまま。
セラーで熟成中は、瓶口の特殊な形に合わせて、
コルク栓にU字型の特別な針金を使うこだわりようです。
また、瓶詰め後3年は澱とともに熟成し、澱引き後、
さらに4年という
長期間の熟成を経て出荷されます。
味わい、香りともに複雑ながらバランスが取れており、
インパクトよりはフィネスを狙った上品な造りです。