商品の紹介

生産者について

ドメーヌ・ルモリケ DOMAINE REMORIQUET

マスター・オブ・ワインも絶賛する家族経営の老舗ドメーヌ

ドメーヌ・ルモリケは、ニュイ・サン・ジョルジュに本拠地を置く、4代目のジル氏と父親のアンリ氏が営む家族経営ワイナリーです。ルモリケは4世代に渡り、地球やテロワールに対する尊敬の念と、ワイン造りの伝統とブドウ栽培への愛情を受け継いでいます。ジル氏はディジョン大学にて醸造学を学びディプロマの認定を受けた後、1979年よりドメーヌに参加。彼のワインに対する情熱は熱く、GDVB（ブルゴーニュの醸造技術の向上を図るグループ）やFARRE（環境保護を目的とする農法を研究する団体）の代表を務めるなど精力的に活動しています。現在ルモリケが所有する畑は約12ha。ニュイ・サン・ジョルジュに「レ・サン・ジョルジュ」や「リュー・ド・ショー」、「レ・ブスロ」などのプルミエ・クリュを所有し、ニュイ・サン・ジョルジュのテロワールに大変精通したドメーヌです。ジル氏がルモリケのワイン造りに携わり始めてから、ブドウの栽培方法などを変えていきました。肥料には牛糞やブドウなどの自然な栄養のみを与え、化学肥料の使用を極力控えたリュット・レゾネを実践。土壌内の有機生物を活性化させ、自然のサイクルを大切にするとともに、畑がもつ自然のエネルギーを最大限に引き出しているのです。ルモリケは、1998年に醸造庫を拡張し、除梗機や低温浸漬用タンクなど設備投資も行いました。添加物や洗練された醸造法に頼らず、ブドウ本来の果実味や酸などを存分に引き出す方法を実践。力強さとエレガンス、フィネスも備え、長期熟成ポテンシャルを秘めたワインが造られます。ジル氏は各テロワールの魅力やそれぞれの収穫年の特徴を反映したワイン造りを心掛けています。マスター・オブ・ワインのジャスパー・モリス氏は、自身の名著「ブルゴーニュワイン大全」で「まじめで真剣なジル氏のワインは、ほぼすべてがニュイ・サン・ジョルジュから造られる優品である」と高く評価しています。

生産地について

フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ニュイ・サン・ジョルジュ

南北で特徴の異なる魅惑の地。

偉大なブルゴーニュの赤ワインを生みだすコート・ド・ニュイ最南端の地区で、現段階ではグラン・クリュは存在しませんが、グラン・クリュに匹敵する畑を含め多くのプルミエ・クリュが点在している産地です。ニュイ・サン・ジョルジュの街を流れるムーザン川を境に2つの丘に分かれており、北側はヴォーヌ・ロマネに、南側はプルモーへと続きます。北側の丘はヴォーヌとよく似た土壌構成で、表土は相対的に薄く石灰質の砂利の混じるシルトや粘土が石灰岩の上を覆っており、ワインのスタイルは柔らかく女性的。南側の丘は表土が深いのが特徴で、骨格がありパワフルなワインとなります。