商品の紹介

生産者について

フランソワ・フュエ FRANCOIS FEUILLET

ブルゴーニュ愛好家と注目醸造家が手掛けるドメーヌ

フランソワ・フュエは、アウトドア用品のトリガノ社の会長、フランソワ・フュエ氏が1991年に立ち上げたワイナリー。彼はフランスの長者番付で200位以内に入る大富豪であり、熱狂的なブルゴーニュワインの愛好家としても知られています。

フュエ氏はブルゴーニュワインを愛するあまり、ニュイ・サン・ジョルジュにあるオー・トレイの畑を購入し、ワイン造りを開始。その際、ブドウの栽培から醸造までを任されたのは、2015年にDRC、ルロワ、ジョルジュ・ルーミエと並び、『ラ・ルヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス』にて最高評価を獲得するダヴィド・デュバン氏でした。彼の才能にいち早く注目して造られたのが、フランソワ・フュエのワインなのです。

幅広いラインナップを手掛けるフランソワ・フュエですが、所有する特級畑の多くはドメーヌ・トルショー・マルタンから購入した区画。その一部には引き継いだ当時の樹々がまだ植えられており、1920年に植樹されたものが残っていると言われています。

フランソワ・フュエのブドウ栽培のポリシーは、限りなく自然なワイン造りにあります。ブドウの栽培にはビオロジック(有機農法)を採用し、除草剤を含め化学薬品は一切使用していません。

以前まではブドウを房ごと摘むのでなく、粒単位で摘む「ペディセル」と言われる方法を取り入れていましたが、手摘みで房ごと収穫する手法に切り替えて、全房発酵を導入。ヴィンテージの違いを明確に表現するため、区画ごとに全房発酵の比率を統一していることが特徴です。熟成後はノンフィルター、ノンコラージュで瓶詰めし、自然な旨味を残します。

こうして造られるのは、複雑な風味や丸みを帯びたタンニンが溶け込んだ、旨味溢れるワイン。若いヴィンテージでも熟成したものも、いつ飲んでも飲みやすいとされ、フランス国内数々の有名レストランで採用されています。

生産地について

フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー

「最も女性的」と表現される優美で可憐なワインの産地。

コート・ド・ニュイで最も「女性的」と表現されるシャンボール・ミュジニーのワインですが、最も繊細でエレガントなワインを生産できる理由は、その土壌と標高の高さにあると言われています。土壌に含まれる石灰質の割合が他の場所より高く、亀裂も多いため、ブドウの根が岩を貫き地中深くまで成長。それによって多くの栄養分を吸い上げ、ミネラル感が強くなります。また畑が小高い丘にあり標高が高く、ブドウの熟成を過度に進ませることなく酸を保った状態で収穫することが可能。そのため仕上がるワインはエレガントな雰囲気と繊細な舌触りを備えています。