2015年のブルゴーニュは、春先は涼しい気候が続きましたが夏は一転、猛暑となりました。気温が例年より大きく上回ったのが特徴で、とりわけ夏が暑く、雨が少ないのが心配されました。しかしながら重要な生育期に規則的に雨が降ったことでブドウは適度に水分を補給でき、結果として色合いも濃く、凝縮した果実味と豊かな糖分、綺麗な酸に優れたブドウが結実。オリヴィエ・ルフレーヴにおいては、比較的早い段階で収穫をはじめ、選果の必要がないほど健全なブドウを収穫することに成功し、力強い香りとボリューム感を持つワインが造られました。
生き生きとしたピーチやリンゴ、レモンのアロマに、樽由来のバニラやナツメグ、クローヴやトーストのニュアンスが、空気に触れさせる度に華開きます。口に含むと、力強く活力に満ち、リッチさと繊細さを兼ね備えた、美しく調和した味わい。ほとばしるほどのミネラル感が長い余韻をもたらし、バタースコッチやスモークの風味がいつまでも漂います。
飲み頃:2019~2029年
シャルドネ(100%)