ポマール

ブルゴーニュ、赤ワインの銘譲地ポマール
豊富なタンニンを持った、力強い味わい！

ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ地区に位置し、
ボーヌとヴォルネイの間にある村がポマールです。

ブルゴーニュの中でもワイン造りの歴史が古く、最も早い1936年にAOCが認定されました。
また、ボーヌに次いで生産量が多いアペラシオンでもあります。

生産されるワインは、ピノ・ノワール100％の赤ワインのみ。
一般的に、長期熟成タイプのものが多く、濃厚な色合いと豊富なタンニン、
そして素朴で開放的な雰囲気が特徴です。

特級畑（グラン・クリュ）を持たないポマールにおいて、
最高格付けは1級畑（プルミエ・クリュ）になります。
1級畑の多くは斜面中腹にあり、
畑の土壌は石灰岩系粘土で赤色を帯びていますが、
アペラシオンのなかでもトップクラスの畑になると、
小石が非常に多くなり、色も白っぽくなります。

残念なことに、
1930年代まではポマールの優れた評判を利用し、
他の地域のワインが、ポマールのラベル偽ってを貼った偽造ワインが横行していました。

しかしそんな過去があっても、
ポマールの名声を落とさず、むしろ高めているこの村の生産者は、
皆、確実な造り手で最も信頼のおけるドメーヌ達でもあります。