2013年のブルゴーニュは、例年に比べて気温も低く、雨の多い気候で収穫量の少ない年となりましたが、夏から天気が回復したおかげで種までよく熟し、酸味が綺麗でバランスの良い凝縮したブドウに仕上がっています。全体的にテロワールの表現が豊かであり、真のブルゴーニュ愛好家のためのヴィンテージと言えます。
まだ厳格な印象をうかがわせる、スグリ、ブラックベリーのアロマ。森や海藻のニュアンスがあり、次第にその秘めた詳細が開きだします。ボディはしっかりとして肉厚なのに口当たりはスムーズ。果実の深み、緻密に構成された味わいは余韻にまで優雅に保たれ、赤系ベリーのエネルギーのある果実味に、スパイシーなヒントが加わり、味わいに一層深みを与え、極上の余韻へと導きます。「2013年クロ・ド・ヴージョの最高の出来の一つである」と、ワイン・アドヴィケイト誌のニール・マーティン氏が太鼓判を押す逸品。この機会をお見逃しなく。
飲み頃:2017~2030年
ピノ・ノワール(100%)