シャトー・フォジェール

サン・テミリオン　特別級

このシャトー・フォジェールは、1823年からギゼ家が所有しており、
1987年からペビ氏、コリンヌ氏の夫婦が相続。
両氏は区画別の醸造、セカンドワインの導入、新しい区画の獲得、
コンサルタントであるミシェル・ロラン氏やステファン・フォン・ナイペルク伯爵の招聘など
シャトーの再生に尽力しました。
1995年以降のヴィンテージでその努力が報われ、
評価されていきますが、1997年にペビ氏は他界。
コリンヌ女史がその志を引き継ぎ、シャトーを管理していました。

辛口の評価で有名なクラスマンでは
「1991年以来目覚しい成長を見せているこのクリュは、
濃厚さとストラクチャーのフィネスによって
高品質なワインの好例を示している」と高い評価を得ています。

シャトー・フォジェールは濃密で力強いキャラクター。
燻製、チョコ、珈琲などローストの強い樽の風味があり、
豊かなタンニンが凝縮した柔らかな果実味に融合。
酸が優しく、凝縮した果実味があるため若いうちから飲めますが、
10年以上の熟成に耐え得るポテンシャルも持ち合わせています。