LE CARILLON DE L`ANGELUS
真のサン・テミリオン愛好者であれば 必ず飲むべき偉大な造り手が手掛ける、 ファーストなみのこだわりをもって生み出される一本。
真南を向いた有名な「ケスタの麓(pied de cote)」の上に建つ、 世界的に知られたサン・テミリオンの鐘楼から1キロメートルもしない距離に、 ボウアード・ド・ラフォレ家によって四世代に亘って引き継がれた情熱の傑作、 シャトー・アンジェリュスがあります。 この領地の名前は、この地のぶどう栽培者たちがこの場所の中心に立つと、 マズラの礼拝堂、サンマルタン・ド・マズラ教会、そしてサン・テミリオン教会の 3つの教会の鐘の音を同時に聞くことができたことに由来しています。 3ヘクタールの広さを持つこのぶどう畑は、領主モーリス・ド・ボウアード・ド・ラフォレ氏が 今世紀初めに購入したものですが、その時すでに彼は1850年から一族によって 受け継がれた隣接するぶどう園シャトー・マズラの領主でした。 その後シャトー・マズラは、70年代まで彼の息子達ジャックとクリスチャンが 隣接する小土地を購入してさらに拡大し、現在ユベール・ド・ボウアール・ド・ラフォレ氏と 従兄弟のジャン?ベルナール・グルニエ氏が経営する壮大な所領となりました。 サン・テミリオンの花形文様の1つと同様に、世界的に有名な第一級の特産ワインとして 知られるシャトー・アンジェリュスは、一族の愛情が込められたこの土地の香りを彷彿とさせます。 ここでは、ぶどうの株や酒倉の中で伝統的な栽培方法と絶えず進歩を続ける技術が 見事な折り合いを見せ、すべての収穫そして年代物が最高水準の完璧さに保たれています。 1996年に第一特別級Bに認定された以降、 第一特別級Aの実力を持つシャトーと言われ続けてきたアンジェリュスですが、 2012年に行われた格付け見直しの際に、見事第一特別級Aに昇格しました。 アンジェリュスのワインのスタイルの現在の特徴は、サン・テミリオン随一の勇壮さ。 こちらのル・カリヨン・ド・ランジュリュスはアンジェルスのセカンドラベル。 1987年のヴィンテージで誕生し、年によりシャトーの生産量の20〜30%を占めています。 ぶどうの栽培には ファースト・ラベルと寸分変わらぬ行き届いた手入れが施され、 収穫時やワイン製造の際にも兄にあたるシャトー・アンジェルス同様の注意深い選果や心配りがなされています。 このような配慮から、長年の間にこのワインにふさわしい樽醸成が行われるようになり、 半分を新しい木樽にするだけで醸成時間はファースト・ラベルより少し短くなりました。 勇壮なアンジェルスの遺伝子を継ぎながら、親しみやすさを兼ね備えた一本です。
ボルドー右岸シャトーバックヴィンテージ限定入荷
16銘柄が新着!偉大なる「2010年ヴィンテージボルドー」
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