PESSAC LEOGNAN DE HAUT BAILLY
半分以上をセカンドとサードワインに回し、 ぺサック・レオニャンで最もエレガントなワインを造るシャトー。 卓越したクオリティのサードワイン。
グラーヴの格付けは、「格付け」か「格付けでないか」のみの評価となり、 シャトー・オー・バイィはわずか16シャトーしかない偉大な格付けシャトーに選出されています。 また近年ではロバート・パーカー氏の高評価に伴なって注目を集めるようになってきました。 シャトー・オー・バイイは、周辺で最も高い丘の頂にあり、とても日当たりがよく排水にも優れているという、 この上ない立地に恵まれています。 そして特筆すべきは、全体の15%のブドウ樹が実に「樹齢90年」という老木であることと、 さらにそれらはフィロキセラの害を免れた、アメリカ産の台木に接木していない 純粋なフランス産の木だというのだから驚きます。 シャトー・オー・バイイと言えば、ブルゴーニュワインのようなやさしい感触とストラクチュア。 近年流行りの凝縮感を強く打ち出すモダンな造りと相反する、ナチュラル感が特徴的です。 ぺサック・レオニャン・ド・オー・バイィはシャトー・オー・バイィの正式なサードワイン。 「主にオー・バイィの若い樹のブドウを使用し、収穫からリリースまでの期間が短い」 ファーストラベルとはたったこれだけの違いしかありません。 実はシャトー・オー・バイイは収穫したブドウの半分以上をセカンドワイン、サードワインに回すことで有名です。 品質を保つためなら、いくらでも選別を厳しくするのがこのシャトーの素晴らしいところ。 実際1991年は一切ファーストラベルを造りませんでした。 最も高く取引されるファーストラベルを放棄して、セカンド、サードにしてしまう。 こんな勇気のあるシャトーは中々ないでしょう。 こうしたシャトー側のこだわりがハイ・クオリティのサードラベルを生み出すのです。 熟成に時間を要するファーストラベルに比べ、 今すぐにでもお楽しみいただけるまさにお値打ちボルドーと言える1本です。
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