CH.LA MISSION HAUT BRION BLANC
ラ・ミッション・オー・ブリオンが造る白ワイン。 「世界で最も偉大な辛口白ワインの1つである」と称される、 リッチな飲み口と長い余韻が特徴の稀少な1本。
道1本をはさんでオー・ブリオンと向かい合い、 兄弟にしてライバルであるシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン。 そのラ・ミッション・オー・ブリオンが生産している稀少な白ワインが、 こちらのラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランです。 (※2009年にラヴィル・オー・ブリオンから改称) ラ・ミッション・オー・ブリオンは、 元はその名前の由来であるミッション修道会が所有していたシャトーでした。 オー・ブリオンをライバルとして、切磋琢磨していましたが、 1983年、そのオー・ブリオンを擁するディロン家が購入し、 現在はクラレンス・ディロン社の所有となっています。 ディロン家は、 古い貯蔵倉庫の改装から始まり、 新しい発酵所の建設・コンピュータプログラムによって管理される 超近代的発酵タンクと機械の導入・瓶詰めラインの設置と 潤沢な資金による抜本的な改革を行っており、 オー・ブリオンにも迫る人気と品質を保っています。 セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデが植えられている 約2.55haの畑は、オー・ブリオンの畑の大部分に沿うようにある好立地。 新樽比率40%~50%のオーク樽で、9ヶ月~12ヶ月熟成を行っています。 年間500~700ケースのみという極めて少ない生産量は、 本家のオー・ブリオン・ブランとほぼ同じです。 セミヨンを約70%~80%という高い比率で使用しているのが特徴で、 このようなボルドーの白ワインは他になかなか見当たりません。 砂礫質の土壌のテロワールを顕著に表したスタイルで、 アルザスワインのようなとろみと濃密さと、 ソーテルヌのワインのような芳醇さを併せ持っています。 30年~50年もの寿命があり、長い熟成と忍耐を必要としているため、 「ワイン通のためのワイン」と言われるのも納得の1本です。
2014年ボルドー
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