LES FORTS DE LATOUR
Price:38,000 Yen (41,800 Yen (Tax included)) ~
01
2014 750ml[Full]
38,000 Yen (41,800 Yen (Tax included))
380 Points!
02
2013 750ml[Full]
40,000 Yen (44,000 Yen (Tax included))
WA 91
400 Points!
03
2012 750ml[Full]
WA 92 / WS 91
04
2011 750ml[Full]
WA 91 / WS 91
格付け第一級の一角にして、その序列に揺さぶりをかけるシャトー・ラトゥール。この度、そのラトゥールのセカンドラベル、レ・フォール・ド・ラトゥールの最新2013年ヴィンテージが初入荷いたしました!ラトゥールは「飲み頃になってからワインを発売する」として、2011年ヴィンテージを最後にプリムールから脱退。「最高の飲み頃で味わってほしい」という想いのもと、シャトー・ラトゥールのセラーでエイジングされたワインは、シャトーが「飲み頃」と判断したものから順次リリースされています。 支配人であるフレデリック・アンジェラ氏自身が、もはやセカンドワインと呼ぶのを躊躇するレ・フォール・ド・ラトゥールを、最新ヴィンテージ入荷のこの機会に、是非ご堪能ください。
格付け第一級の一角にして、その序列に揺さぶりをかけるシャトー・ラトゥール。そのスタイルは、「常に最高級、力強く、タニックで、荘厳」。ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある豊かでタニックなフルボディのワインの1つ」と形容されるワインは、どのヴィンテージを味わってもシャトー・ラトゥールと即座に分かる鮮烈な個性を放っています。 1962年から30年に渡り、イギリス資本となっていましたが、1993年に現オーナーであるフランソワ・ピノー氏が買収します。その後1998年、それまで3年ほどワイナリー経営に参画していたフレデリック・アンジェラ氏は社長に任命されると、様々な改革を実施。約3年の時間をかけ、醸造蔵、熟成庫、ストックスペースの全改築を行いました。 さらに2010年には、グランヴァンを生み出すランクロの畑をビオディナミに転換し、2016年からは所有畑全体をオーガニックに転換。2018年には格付け一級シャトーで初めてエコセールのビオロジック認証を獲得し、一層緻密なブドウ栽培が実現されることとなりました。また、2012年ヴィンテージ以降は、「最高のブレンドを追求する」こと、「最高の飲み頃で味わってほしい」ことなどの理由から、ボルドーの多くの一流シャトーが行っているプリムール販売から撤退。これらの取り組みが象徴するように、シャトー・ラトゥールは、フレデリック・アンジェラ氏の完璧なまでの品質主義により、常に最高品質を追い求めています。
シャトー・ラトゥールの所有する3つの畑は、ポイヤック村の南部、サン・ジュリアン村の境目、ジロンド河沿いに位置。 水はけのよい「粘土質砂礫土壌」、よりきめ細かい「砂礫砂土壌」、メルロに適した「泥灰粘土土壌」という3つの要素で構成されています。砂礫だけでなく粘土質の土壌が地中に水分と栄養を保つため、水分不足に悩まされる年でも畑をいきいきとした状態に保ち、果実を最適な成熟状態へと導くことができるのです。中でもファーストラベルであるシャトー・ラトゥールに使用されているのは、 所有する93haの畑のうち丘の上部にあたる中心部47haの「ランクロ」と呼ばれるエリアで育ったブドウ。この土壌は特に砂礫質土壌が多く、カベルネ・ソーヴィニヨンの生育に最も適しており、濃い色、豊かなタンニンを備えた逞しい果実を育てます。 そして、3つの畑で栽培されている5万本ものブドウ樹は、区画や畝ごとではなくブドウ樹1本単位で管理。中には100年を超える古樹も存在しますが、常に若樹を育成し植え替えを行っています。それはラトゥールが常に進化を遂げていることの証であり、並々ならぬ忍耐と精巧さをもって入念な管理がされているのです。 醸造に関しては、伝統的な製法とのバランスを慎重に見極めながら最新の技術も取り入れています。収穫されたブドウは、オプティカル・ソーティング(光学式選果機)は使用せず、熟練した職人の手によって粒単位で選果された後、速やかに醸造用タンクに移動。細かな区画毎に選別され、すべて別々のタンクで醸造します。水冷却機能により温度管理が行われ、3週間醸し、果実の要素を充分に抽出。その後、果皮や種などを取り出し、別のタンクに移し1ヵ月ほど二次発酵を実施。この工程がワインに更なるしなやかさをもたらし、ふくよかさとフィネスを与えます。 そして冬を迎えると支配人であるフレデリック・アンジェラ氏がスタッフと共にテイスティングを行いブレンドを決定、樽熟成に入ります。 ファーストラベルの新樽率は100%。最初の約6ヵ月は、ワインが自然と呼吸ができるようガラス製の栓がされた状態で熟成し、その後樽を密封した状態で更に10~13ヵ月熟成。清澄、澱引き作業を経てワインが完成します。瓶詰前には全ての樽のワインを均一化するため、巨大なコンクリートタンクに一旦移してからボトリング。こうした一分の隙も許さぬ綿密な醸造作業を丹念に行うことで、世界最高峰に君臨する偉大なワインが生み出されているのです。
レ・フォール・ド・ラトゥールは、1966年がファーストヴィンテージとなるシャトー・ラトゥールのセカンドラベル。使用されるブドウは主に、「ランクロ」の周りに広がる区画のブドウ。ここは、樹齢40年を超える優良なブドウが育つ、100年以上に渡って大切に守られてきた畑です。また、ファーストラベルと同じ区画ながらも、ブレンドの際にその品質に至らないと判断されたブドウも使用されています。醸造に関してのファーストラベルとの違いは新樽率のみ。レ・フォール・ド・ラトゥールでは50~60%が新樽が用いられますが、その他の点に関してはファーストラベルと変わらない細心の注意のもと生み出されているのです。 フレデリック・アンジェラ氏は、レ・フォール・ド・ラトゥールの近年の品質向上に対し、「昔は若木をブレンドしていたが、その樹齢は4~50年に達しており、もはや若木を使ったセカンドではありません。私は、このレ・フォール・ド・ラトゥールをセカンドと呼ぶのを躊躇してしまいます。なぜならあまりにも品質が高く個性があるからです。ピノー家が1993年にシャトーを所有した後、約20haの畑を追加しましたが、主にレ・フォールに使用しているこの区画は、かねてより所有している区画よりも、断然質が高く、そのため近年レ・フォールの品質は目覚ましく向上しています。品質だけをみれば、格付け二級に相当するレベルだと考えているほどです。」と語っています。
今回初入荷した2013年ヴィンテージは、現地や評論家の評価では、「2009年、2010年のようなビッグヴィンテージよりもボルドーらしさがしっかりと感じられる、愛飲家のための年」と評されています。 2013年は、変わりやすく気まぐれな天候が特徴。冬と春の気温の低さによる開花の遅れ、暑く雨の少ない夏、9月は湿気による灰色カビ病に悩まされたりと、生産者にとって困難の多い年でしたが、収穫を一気に行い、例年以上に厳しい選果を行った生産者は、宝石のように磨かれたワインを造り上げました。 特にカベルネ・ソーヴィ二ヨンはしっかりと熟し、赤ワインに関しては、赤系果実の鮮やかなアロマとフレッシュな酸が特徴の早くから楽しめる味わいに仕上がっています。 2013年はシャトー・ラトゥールにとっても難しい年になりましたが、ラトゥールの万全な技術と経験、スタッフとテロワールの底力が垣間見えた年でもありました。冬は多くの雨に悩まされたものの、夏になると平年と比べ長い日照時間と若干の水不足がブドウ成熟を後押し。収穫はボトリティス菌の防ぐために計画よりも10日間も早い、9月27日から10月11日の間に行われ、手早い収穫と入念な選定が行われたことで、健康的なブドウが収穫されました。 外観は濃いガーネット色で、クレーム・ド・カシスを思わせるような甘美で深みのあるアロマ。口に含むと熟したチェリーやプラムなどの凝縮された果実味が特徴です。しっかりとした果実味が力強いストラクチャーを形成しており、スムーズでエレガントなタンニンが味わいをまとめ上げています。余韻は長く、絹のような滑らかな舌触りの奥に感じる、鉄やメントールのニュアンスは複雑味を感じさせ、ファーストラベルのシャトー・ラトゥールを彷彿とさせるほどです。 シャトーが『飲み頃』と認めてリリースされた最新2013年ヴィンテージ。もちろん今からでも十分楽しめますが、更にこれから10年ほど寝かせることも可能な熟成ポテンシャルに秀でた出来栄え。最新ヴィンテージが手に入るこの機会を是非お見逃しなく!
PAUILLAC
BORDEAUX SELLECTION
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