

2017/7/14
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コスパ
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香り
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ボリューム
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余韻の長さ
2007年ヴィンテージ 飲み頃のプレリュードに到達
クリュ・ブルジョワ・クラッセの飲み比べということで、シャトー・メイネイの2007年とシャトー・ソシアンド・マレの2007年とシャトー・ラベゴルス・ゼデの2007年を比較テイスティングしてみました。メイネイの2007年ヴィンテージのアッサンブラージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロ41%、プティ・ヴェルド14%とのことで、プティ・ヴェルドの割合が多いことが特徴。今回3シャトーを比較テイスティングした中では、どのシャトーも2007年ヴィンテージが最初の飲み頃に差しかかったことを知らせてくれた。中でもメイネイはダントツに素晴らしい。中庸の濃いガーネットの色合い。赤系ベリーやブラックカラントのアロマが複雑に絡み合い、丸みを帯びたタンニンがタバコやシガーっぽいニュアンスを引き立ててくれる。完熟して枯れかかったブドウの果実味が深く長い余韻を与えてくれ、これからの熟成に期待をもたらせてくれる。ちなみにシャトー・メイネイの2008年を後日テイスティングしたが、まだ飲み頃までは数年かかるポテンシャルを確認している。2005年ヴィンテージもよかったが、2007年ヴィンテージを見かけた際には是非楽しんでいただきたい。
下記、コスパ、香り、ボリューム、余韻の長さ等にマーキングしている星マークはグランヴァン等との比較ではなく、プライシング等も考慮した星です。