格付けシャトーに隣接する好立地。
美しい果実のアロマに柔らかいタンニンが心地良い仕上がり。
ボルドーラヴァーが密かに愛する隠れた名シャトー。
シャトー・メイネイはジロンドの河岸、
シャトー・モンローズのすぐ隣にあります。
美しく手入れの行き届いたシャトーは見る者の目を奪います。
格付けは、オルム・ド・ペズやフェラン・セギュール、
グロリア、ソシアンド・マレなどと同じくブルジョワ級ですが、
その実力は格付けシャトー級と言われています。
そんなシャトー・メイネイですが、
なぜかワイン誌ではあまり取りあげられることがありません。
しかし、実際のところは現地のワイン商や生産者、
インポーターの間で非常に評判の良い銘柄。
本当に美味しいものを知っている人たちが
こっそり自分のお気に入りとしてストックしているワインなのです。
1999年のフランス・ボルドー地方は収穫量が多く、
飲み手に優しいシルクのようになめらかな舌触りのワインが誕生しました。
2000年のミレニアムワインの前年で忘れられがちですが、
今日のボルドーで最良といえるお値打ちヴィンテージの1つとなっています。
ラズベリー、カシスの果実のアロマに、
ナツメグ、ローストしたハーブのややスパイシーなニュアンス。
軽やかなタンニンや優しく口の中に広がります。
大地を思わせる複雑味を帯びた余韻が心地良い仕上がりです。
「自分だけのお気に入りにして、他の人に知られたくない」
ボルドーラヴァーが本当に愛するワインです。
時を経て飲み頃を迎えた1本を、この機会にご堪能下さい。
※オールド・ヴィンテージ商品のため、経年によりボトルやラベルに汚れやキズなどがある
場合がございます。予めご了承ください。
※ 数量限定の販売につき売り切れの際はご容赦ください。
※ワインショップ・エノテカ各店ではお受付しておりません。
コルクにカビが生えているワインは保管の良い証
ワインの理想的な保管条件は温度が15℃前後、湿度が75%前後です。この条件はカビが発生しやすい状態で、ワインセラーで長期間保管していると、キャップシールの中、コルクの上部にカビがつくことが多くあります。もしコルクにカビがついていた場合はしっかり拭き取っていただければ問題はありませんのでご安心下さい。
ラベルの汚れはオールド・ヴィンテージならば避けられないもの
長く保管されればされるほど、外見は完全な状態ではなくなります。長期間理想的な状態で保管されていたワインの多くは、高い湿度によってラベルにシワやシミができます。
シャトーによっては、蔵出し直前にラベルを張り付ける場合があり、オールド・ヴィンテージのワインでも綺麗なラベルのワインもあります。シワ・シミがあるからといって、保管状態をご心配される必要はありません。
液面が下がっているのは、熟成の結果です
オールド・ヴィンテージのワインには、しばしば漏れた形跡が無いにも関わらず、ワインの量が目減する不思議な現象が起きます。これはコルクの絶妙な弾力性が関係しています。コルク栓で閉めたワインボトルは完全密閉ではなく、ワインは空気と触れ合っていることで、少しずつ科学変化が起き、ゆっくりと熟成していきます。
このような熟成中の変化を指して、ワインは呼吸していると表現されています。
飲む前は最低一週間はボトルを立てておきましょう
ワインは熟成の過程で、長い時間をかけて不溶性の沈殿物が発生します。これが澱(オリ)と呼ばれるものです。澱は元々ワインに溶け込んでいた自然の成分が固形化したものなのでお飲みいただいても問題はありません。しかし口当たりが悪く、強い渋味を感じるため、できるだけ飲みたくないものです。
そうは言っても配送や持ち運びによってボトルが振動すると、澱が舞ってボトル全体に浮遊しまいます。そこでオールド・ヴィンテージのワインを飲む前は、ボトルを立てて澱を瓶底にためるようにしましょう。
目安としては、一週間ほど立てて保管することをおすすめします。
コルクはゆっくり丁寧に抜きます
熟成を重ねると、コルクが柔らかく脆くなります。そのため若いワインのように勢いよく抜くのではなく、ゆっくりと丁寧に引き上げるように抜栓します。もしコルクが折れてボトルの中に落ちてしまったら、デキャンタに移して飲む方法がベストです。
ゆっくり丁寧にグラスに注ぎます
オールド・ヴィンテージのワインを飲む時は、勢いよく注がずに澱が舞いあがらないようにゆっくりと注ぎます。
そうすることで、最後までボトルの底に澱をためておくことができます。ためておいた澱は勿体ないですが、飲まずに捨ててしまいましょう。目安として瓶底1cm残しておくと良いとされています。
一本丸ごと味わいましょう
ボトルを立てておいたオールド・ヴィンテージのワインは、同じ1本でも上部と下部では味わいが異なります。
ボトルの下部ほど濃度が濃くなります。一本のワインで違った味わいを楽しみたい場合にはボトルから直接グラスに注ぎ、味を均一化するにはデキャンタに移すことをおすすめします。