シャトー・コス・ラボリ

メドック格付け　第五級

シャトー・コス・デストゥルネルの隣に位置するシャトー・コス・ラボリ。
コスの丘に小さな畑を有するシャトーで、
名前は1800年代前半の所有者、フランソワ・ラボリに由来しています。

フランソワ・ラボリの死後、ルイ・ガスパール・ディストゥルネルが取得、
名手ジェローム・シアペラの元でシャトー・コス・デストゥルネルと同様に管理されていました。
その後、アルゼンチンのウェーバー家の所有となるなど、
数奇な変遷を経ましたが、現在はオードワ家が管理・運営を行っています。

現在は当主ベルナール・オードワの元、
ブドウ選別の厳格化や樽内マロラクティック発酵、
濾過処理なしの瓶詰めなど、献身的なワイン造りが行われており、
近年の品質向上には目を見張るものがあります。

『何十年もの間、コス・ラボリはすべての格付けシャトーのうちで
期待外れの最たるもののひとつだったが、この10年間で、
テイスティングするだけの価値のあるシャトーへと変貌した。
品質が復活したのは1989年と1990年の秀逸なワインからで、
この傾向は1996年のヴィンテージまで続いている。』
と評論家、ロバート・パーカー氏も語っています。

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