辛口と甘口ワインの造り方の違い講座
目次
01. 辛口ワインと甘口ワインの造り方の違いは?
ワインには辛口もあれば、甘口もあります。
同じワインなのに、この味わいの違いはどこから来るのでしょうか。
この違いは主に「発酵を終えるタイミング」によって決まります。
ワインの発酵とは、ブドウの糖分を酵母が食べることで、アルコールと二酸化炭素が発生することです。
辛口ワインの場合は、酵母がブドウ糖をほとんど消化してしまい、発酵を最後まで終えると、その糖分をしっかりとアルコールと二酸化炭素に変えています。
そうすることで、ブドウ糖(甘味)がほとんどなくなった辛口のワインに仕上がるのです。
一方で、甘口ワインの場合は、発酵が途中で止まる(※)ことで、ブドウ糖(甘味)が一部残ったままとなっているため、甘い味わいのワインとなるのです。
※発酵が途中で止まるのは、例えば、そもそものブドウの糖分が高く、酵母がすべてを変換し切れない場合や、他には途中で醸造用アルコールと呼ばれる無味無臭のアルコールを加えることで酵母の活動を途中で止める方法などもあります。
・甘口ワインと辛口ワインの違いは主に発酵を終えるタイミング
・甘口ワインは、発酵を意図的に途中で終えることでブドウ糖をワインに残している
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。