大切な人たちとのかけがえのないひと時。その傍らには、いつも特別な1本があります。

この記事では、ワイン好きのあの人にも喜んでもらえる、人生の節目に贈りたいスペシャルなワインをご紹介。

同じ年、同じ味が2度と造られないワインこそ、その瞬間を祝うのにふさわしいもの。大切な人への思いを込めて、記憶に残るお祝いシーンをワインで演出しましょう。

学生時代からの付き合いで、社会人になってもいつも楽しく飲んで、遊んでいた友人。そんな大切な友人もいよいよ結婚。人生の新たな門出を祝って、とっておきの1本を贈りましょう。

これ以上はないシャンパンの頂点のひとつ、クリスタル。ワインに詳しい友人ならきっと知っている、憧れの1本です。ロシア皇帝に献上されるために造られていたというストーリーもさることながら、その名のとおり宝石のような気品のある佇まいは結婚のお祝いにぴったり。

砂糖漬けのシトラスやナッツが香り、味わいは濃厚でフレッシュ、複雑でピュアという相反する要素が調和した完璧なバランス。今すぐ飲んでも印象的なワインですが、40年以上の熟成も可能と言われているので、金婚式や銀婚式、いつか飲むその時まで保存することも可能です。

これから時を重ねていく二人へ。末永く幸せを願うあなたの気持ちが必ず伝わる1本です。

これからもホームパーティーなど交流が続くだろう、仲の良い友人が新居へ引っ越し。新生活のスタートを祝って贈るなら、やっぱり「こけら落とし」などで縁起の良いイメージのあるお酒をセレクトしたいですね。

引越のお祝いに火を連想させる赤いものは控えるのがベター。ならば、白ワインかスパークリングワインから選びましょう。おすすめはこちらの1本。

ラベルに大きく書かれたジャイアント・ステップスは、日本語で「大いなる飛躍」という意味。その名のとおりワイナリーは創業当初から評論家から高く評価され、オーストラリア産ながら本場フランス・ブルゴーニュに匹敵する品質を誇ります。

リンゴや桃、カスタードのような魅惑的な香りと豊かな味わい。ブルゴーニュ顔負けの味にワイン好きの友人も満足してくれるはず。新生活を迎える友人の大いなる飛躍を願って。ワインに込めたあなたの思いを受けて、新天地でも笑顔のスタートを切ることができるでしょう。

兄弟や親戚の甥・姪、はたまた、お世話になっている知り合いのお子さんなど、幼かったあの子もいよいよ20歳。

本当ならカッコよく生まれ年のワインを贈りたいところですが、20年熟成ものとなると購入が難しいことが多いもの。そんな時は、飲みなれていない人でも美味しいと感じられ、それでいてご家族も喜んでくれるような1本を選びましょう。

白ワインといえば安い日常酒しかなかった当時のイタリアで、フランス最高の白ワイン「モンラッシェ」をイメージして造られ、その名を世界に知ら締めたワー・ドリームス。桃やバニラ、百合の花のとっても魅惑的なアロマ。角のない味わいとクリアで魅惑的なアロマは、初めての1杯としては贅沢すぎるほどです。

ラベルには“Were Dreams have no end" "all with you”（夢は果てなく、あなたと供に）と、若者に贈りたくなるような生産者のメッセージが込められています。

このワインを飲むたびに、人生において一度きりの貴重な20歳の記念日、そしてその時の初々しい気持ちを思い出してくれることでしょう。

今年も残すところあとわずか。「今年も1年頑張ったなー」そんな想いを込めて、たまには自分自身を労ってご褒美を贈りませんか？ 頑張った自分をハッピーにするには、ちょっと背伸びをしたこんな1本がおすすめです。

お気に入りのおつまみと音楽を用意したら、食後にどっぷりと一人時間に浸れるこのワインを。香り高いバラの香りが特徴とされているバローロの中でも、とびっきり華やかな香りの1本です。

くらくらするような魅惑的なバラの香りとぎゅーっと後を引くような深い味わい。冬の夜、暖炉の炎に照らされながら、しっとりとした余韻に包まれるような、贅沢な時間を過ごせるでしょう。今年あったことを思い返しながら、ゆっくりと味わってください。

自分自身を労うことで、大切な人たちへの感謝の気持ちが再確認できるはず。

「今年も一年お疲れ様でした。来年もよろしくお願いします」。