こんにちは。表参道ヒルズ店の佐々木です。

今月は、イタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコと並ぶ高級ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを店内に多数取り揃えております。

その中でも、当店一押し生産者「レ・ポタッツィーネ」をご紹介いたします。

レ・ポタッツィーネは、母娘三人による家族経営の小規模ワイナリーです。

ワイナリー名の「ポタッツィーネ」は小鳥の「シジュウカラ」を意味し、祖母が孫娘たちを呼んでいた愛称に由来します。

1993年の創業以来、娘たちの成長とともに畑を広げ、トスカーナの自然に寄り添ったブドウ栽培と伝統的な醸造を実践。サンジョヴェーゼの神様と称された故ジュリオ・ガンベッリ氏から受け継いだ「ワインは自然であり、何よりも飲み心地の良さが大切」という哲学を礎に、最小限の介入によるピュアなワイン造りを行っています。

こうして造られるワインは、非常に滑らかなタンニンと純粋なフィネスを備え、「ハーモニー、フィネス、クリーンさ」を体現。ブドウへの深いこだわりと自然な醸造から生まれるその味わいは、圧倒的な美しさと旨味を纏ったエレガントなスタイルに仕上がっています。

私が皆様におすすめしたいワインは、まさしくレ・ポタッツィーネの哲学である「ハーモニー、フィネス、クリーンさ」が体現されている逸品、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノです。

こちらのワインは、彼女らが所有する2つの自社畑、レ・プラータとラ・トッレで収穫されるブドウをブレンドして造られるフラッグシップ・キュヴェです。

レ・プラータは所有する畑の中で一番高い、標高507mの南西向きに位置し、冷涼な気候由来のエレガンスとアロマを備えたブドウが成熟します。

ラ・トッレはモンタルチーノ南部サンタンジェロ・イン・コッレ村の、標高420mに位置する沖積土壌の畑。レ・プラータに比べると温暖であることが特徴で、南向きの斜面でストラクチャーのあるドウが栽培されています。

これら標高や土壌が異なる2つの畑のブドウを自由にブレンドすることで、2つの畑の個性を調和させたバランスに優れたブルネッロを生み出しています。

熟した赤い果実のアロマ、バラやスミレなどの魅力的な香りが豊かに広がります。

口当たりはクリームのように滑らかで、果実味と美しいタンニンが調和した圧倒的な美しさが魅力のブルネッロです。

「飲み心地の良さこそ、ワインの本質」という信念のもと、家族の手で丁寧に育まれたレ・ポタッツィーネ。

そのやさしくも芯のある味わいは、想いを込めて贈るギフトにふさわしいワインです。

どうぞ一度、その愛情と美しさをグラスの中で感じてみてくださいね。

★「レ・ポタッツィーネ」テイスティング　2グラスセット提供中！

現在、バーにてポタッツィーネの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」と「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」がお楽しみいただけるテイスティングを開催しております。

下記ブログよりご確認いただけます。

「レ・ポタッツィーネ」テイスティング

※数に限りがございますため、売り切れの際はご容赦くださいませ。