数々の著名なシャトーを手掛ける、敏腕オーナー。

第一特別級Bへ見事昇格を遂げたシャトー・カノン・ラ・ガフリエールやシャトー・ラ・モンドットを手掛ける有名なコンサルタント、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵。彼がペサック・レオニャンで所有するシャトーがこちらのシャトー・クロ・マルサレットです。ナイペルグ伯爵が所有するシャトーの中には、サン・テミリオン特別級のクロ・ド・ロラトワールやマスター・オブ・ワインの「お値打ちボルドー50選」第１位に選出されたシャトー・デグイユがあげられます。また、ソーテルヌのシャトー・ギローや話題のブルガリア・ワイナリー、エニーラに出資。彼は数々のワインを世界最高レベルの品質にまで引き上げることに貢献しました。手掛けるワインのエチケットには、ナイペルグ伯爵紋章を真ん中に掲げた『一目でナイペルグ伯爵のワイン』と解るデザインが施されています。 シャトーが位置するのは、マルティヤック地区内の石塀に囲まれた場所。全面積の約13haのうち、9割が黒ブドウの栽培に充てられ、少量ではありますが高品質な白ブドウも生産されています。この地区はグラーヴ地区の特徴でもある表土に小石が多い土壌。その下には約5～15万年前に海だった時代の地層が広がり、非常に豊かなミネラルが含まれています。造られるブドウの平均樹齢は約20年。丁寧に手摘みされたブドウは、温度調節されたオーク槽とコンクリートタンクを使用して発酵されます。その後、新樽率50％で15から18ヶ月樽熟成され、丁寧に仕上げられています。