エンリコ・セラフィーノ
ENRICO SERAFINO

お気に入り追加

イタリア

イタリア ピエモンテ

エンリコ・セラフィーノ / ENRICO SERAFINO ワインボトル

国内外で高評価を受ける、ピエモンテ・ロエロ地域最古の造り手


ロエロ地域で最古のワイナリーと知られるエンリコ・セラフィーノ。1878年の創立時からカナーレ・ダルバでワイン造りを行い、当時からバローロやバルバレスコの造り手として名を馳せていました。近年は赤ワインだけでなく、ガヴィを初めとした白ワインから、独創的なメトード・クラッシコなどのスパークリングワインの生産にも注力。イタリアの権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいても、幾度も最高評価のトレ・ビッキエリを獲得する有名な造り手です。

目次

多くのイタリアワイン愛好家を魅了する、ピエモンテ・ロエロ地域最古のワイナリー

エンリコ・セラフィーノは、1878年、ピエモンテ州ロエロ地域中心部にあるカナーレ・ダルバに設立されたワイナリー。また、醸造所はバローロ生産地区外にありながらも、特例でバローロを造ることができる数少ない生産者のひとつです。


ワイナリーを設立したエンリコ・セラフィーノ氏は、ピエモンテの開拓者と言っても過言ではない人物。創業後の1884年には、イタリア王室の一角をなしたサヴォイア=ジェノヴァ家の監督を務め、ワイナリーは皇室御用達の称号を授与。その名声を確立します。


その後エンリコ・セラフィーノのワインは国内外で高く評価され、アンヴェールや、リオデジャネイロ、パリなど、いくつもの国際ワイン大会で金賞を受賞。当時からランゲの丘陵地帯にてバローロ、そしてバルバレスコの造り手として名を馳せていたエンリコ・セラフィーノですが、赤ワインだけでなく、ロエロやガヴィを初めとした白ワインから、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵法を用いた、メトード・クラッシコなどのスパークリングワインの生産にも注力するようになりました。

現在では、イタリア人でピエモンテでのワイン造りに精通するニコ・コンタ氏が社長としてワイナリーの運営を担っています。今では、エンリコ・セラフィーノのワインは、イタリアで最もポピュラーなワインガイドとして知られるガンベロ・ロッソにも度々取り上げられており、幾度も最高評価のトレ・ビッキエリを獲得。多くのイタリアワイン愛好家を魅了し続けています。

ピエモンテの自然を大切したワイン造り

ユネスコの世界遺産にも認定されるランゲやロエロ、そしてモンフェッラートの地域に、60ha程のブドウ畑を所有するエンリコ・セラフィーノ。そのほかにも約35haの契約畑をワイナリーが管理しています。


エンリコ・セラフィーノでは、ブドウの良い生育環境を作るため、栽培での化学薬品の使用を減らすことを目標としています。ブドウ畑では、良好な生態系バランスを崩さないよう、雑草処理で例外的に年に一度のみ除草剤を使用し、影響の少ない機械を導入。また、病気の可能性を予測するため常にブドウ樹を観測し、必要な場合のみ害虫を撃退するための遺伝子破壊や、環境を意識した病気の治療など、最小限の介入を行っています。

赤ワインの場合はブドウの茎を取り、圧搾直前に再度、ひとつひとつのブドウを検査。白ワインでは、酸化を防いでワインの果実味豊かなアロマを保つため、穏やかな無酸素圧搾と完璧な温度制御を採用しています。さらに、ワイナリーでは可能な限り、水、ガス、電気の消費が少ない工程を実行。環境に配慮したワイン造りを徹底しています。

エンリコ・セラフィーノが目指す、長年愛され続けるワイン

エンリコ・セラフィーノでは、様々なタイプのワインが造られていますが、その中でも特筆すべきなのは、メトード・クラッシコで造られるアルタ・ランガと、ワイン愛好家垂涎のイタリアワインの王バローロ。この2つはワイナリーを象徴する特別なワインです。


アルタ・ランガは、ピエモンテ州で1850年に初めて採用され、イタリアワインの格付けとされるD.O.C.G.に、2011年に認定された瓶内二次発酵のスパークリングワイン。ワインにはピノ・ノワールとシャルドネを使用し、アルタ・ランガとして認証を得るためには、シャンパーニュよりも長い30ヵ月以上の瓶内熟成が規定とされています。エンリコ・セラフィーノでは、1990年に彼らを含む、7つの生産者のみが加入する「ピエモンテ歴史的ワイナリー組合」で「アルタ・ランガ伝統手法プロジェクト」を発足。現在ではアルタ・ランガの功績が国内外で認められる、地域最大のワイナリーとして知られています。


それを証明するかのように、彼らのアルタ・ランガ・ブリュット・ゼロ・カンティーナ・マエストラや、アルタ・ランガ・ゼロ・リゼルヴァは、過去にガンベロ・ロッソにて度々トレ・ビッキエリを獲得。また、ガンベロ・ロッソの著者であるダニエーレ・チェルニッリ氏によるワインガイド「ドクター・ワイン」では、ゼロ・140の2008年ヴィンテージが100点満点中99点を獲得し、2022年に「スパークリング・オブ・ザ・イヤー」を受賞いたしました。

また、エンリコ・セラフィーノでは、創業当初からバローロを多く生産。その歴史的な役割や功績が認められ、法律によりバローロ醸造地域外であるカナーレ・ダルバでのワイン製造と熟成工程のすべてを行うことが出来ます。現在ではバローロの著名な地域であるセッラルンガ・ダルバやモンフォルテ・ダルバ、カスティリオーネ・ファッレットに約10haのブドウ畑を購入。また、バルバレスコやネイヴェ、アルバの地域でバルバレスコも生産しています。


このように多くのワインを生み出すエンリコ・セラフィーノですが、彼らが目指すのは “コンテンポラリーとネイチャーの融合”。つまり現代の嗜好に寄り添ったスタイルと、リスペクトということで、両者のバランスこそが、長く愛される秘訣だと社長のニコ氏は語ります。そんな長年ピエモンテワインの代表として国内外で認められる、エンリコ・セラフィーノのワイン。その手に取りやすい価格帯と親しみやすいキャラクターは長年愛され続けています。

エンリコ・セラフィーノの全銘柄

商品一覧

6 件

おすすめ順

公式SNS・APP

最新情報やワインの読み物を 毎週お届けします

line お友達登録

お買い物に便利! アプリ限定クーポンも随時配信

公式アプリ

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。

エノテカ株式会社はアサヒグループです。