よりどり 10本1万円

今月も "ワイン男子" 3人が
一押しのワインを語り尽くす!

1988年、4人のワインのスペシャリストが設立した、チリのプレミアムワインの先駆者モンテス。中でも「モンテス・アルファ・シリーズ」は、今や誰もが認めるチリのプレミアムワインの代名詞となっており、エノテカにおいても創業以来のベストセラーワインとして、多くのお客様とスタッフに愛されています。

そんなモンテスは2018年に創業30周年。そこで今回は、彼らの原点とも言えるアルファ・シャルドネとアルファ・カベルネのロングセラーの秘密を徹底解剖!是非この機会に、その魅力をご堪能ください。

僕たち3人が、飲みたいワインを徹底解剖!

白石

■ 白石
2015年入社。大学時代にブドウ栽培・醸造学に触れ、ワインに興味を持つ。二子玉川店、池袋東武店に勤務後、通販事業部にて企画制作を担当。好きな生産者はコーニョやブラン・ガニャール。WSET LEVEL3、J.S.A.認定ワインエキスパート、利き酒師。

松永

■ 松永
2015年入社。学生時代にワインのもつ奥深さに興味を持つ。札幌円山店、札幌ステラプレイス店に勤務後、通販事業部を経て、現在は商品部のブランドマネージャーとして活躍中。好きな生産国はチリ、好きな生産者はモンテス。WSET LEVEL3、J.S.A.認定ソムリエ。第7回J.S.Aソムリエ・スカラシップ受賞。

井出

■ 井出
2016年入社。大学時代、フランス留学中にワインに興味を持つ。成城学園前店に勤務後、通販事業部で企画制作を担当。好きなワインはバローロとブルゴーニュ白。マイナー品種や自然派に特に詳しい。WSET LEVEL3、J.S.A.認定ワインエキスパート。

今回飲み比べるのはこの2本!

先輩社員に聞いた!愛され続けるモンテス人気の秘密

白 石チリのプレミアムワインの先駆者モンテスが2018年で創業30周年!そこで、今回はモンテスの原点でありエノテカ・オンラインでもロングセラーとなっている、アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンとアルファ・シャルドネの2キュヴェのロングセラーの秘密を探ってみよう。2人は、この2キュヴェと出会った時の印象って覚えてる?

松 永私が入社時には「これがウチの看板ワイン!」と先輩から教わったのだけど、実際に不動の人気ぶりで「本当に人気なんだ」と純粋にそう思ったなあ。

井 出そういえばモンテスが輸入された当時、その先輩たちはこれらのワインのどんなところを魅力と考えていたのでしょうか。

白 石なんたって僕たちが生まれた頃からのロングセラーだし、私たちの入社以前の情報はちょっと気になるよね!そこで先輩方にロングセラーとなり得た理由を、名物店長として活躍していた安川さん、敏腕営業マンの宮澤さん、元レストラン事業部の嶌田さんにリサーチしてみたんだ!

2000年入社 安川
「モンテス・アルファ・シャルドネとモンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンは1本丸ごと愉しめる、数少ないチリワイン。だからこそ、お薦めのワインとしてご紹介した時のお客様の反応も良く、“おいしかったので、また買いに来た!”、“他にもお薦めして欲しい!”というお声につながりました。また10年程前にチリ出張に行ったのですが、“間違いの無いチリワインと言えばモンテス”という認識が現地でも根付いていました。」

1997年入社 宮澤
「ブラインドで飲み比べるとよく分かるけど、熱烈なファンを獲得できる際立った味わいが、この2キュヴェの魅力!私がショップの店長をしていた時にモンテス・アルファを紹介してから現在まで、札幌のあるジンギスカン専門店は長年モンテスをお取り扱い下さっていて、2000年には創業者の1人であるダグラス・ムーライ氏が来店し、2018年にはアウレリオ氏から感謝状を贈られています。」

1996年入社 嶌田
「当時は空前のワインブームで、チリワインも多くの銘柄が輸入されていました。安くて品質の芳しくないものも多かった中で、モンテス・アルファはそれらとは一線を画したワンランク上のワイン。いわば別格の存在でした。レストラン・エノテカにいらっしゃるお客様はどなたも並大抵のワインラヴァーではなかったのですが、アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンのボルドーを彷彿とさせる重厚な味わいに、感動される方が多かったのを記憶しています。シリーズの中でも特に印象に残っているのがアルファ・シャルドネで、桁外れのボリューム感と余韻の長さが素晴らしく傑出した白ワインでした。“お薦めの白を”とリクエストされた際に提供することが多かったですが、お客様はどなた様も驚きの表情で、楽しまれていたことを覚えています。」

井 出先輩方も、お客様も、ワインの味わいに純粋に感動しているのが伝わってきます。チリワインという枠を超えた“美味しいワイン”。だからこそ、リピートして下さるお客様が増えていったのですね!

白 石実はエノテカの創業もモンテスと同じく1988年。先輩たちの話を聞くと、エノテカとモンテスは歴史を共に歩んでいるという感じがするね。

いざ、テイスティングスタート!

研ぎ澄まされた技術が造る、進化するシャルドネ。

白 石シャルドネを飲んでみてどうだろう。最初飲んだ時と今、印象が変わった点はあるかな?

松 永僕は最初に飲んだ時は、「濃い!」「マンゴーの香りがする!」って思った。

白 石井 出僕も(笑)

白 石ブラインドで銘柄が当てられる程の明確な個性を備えてるよね。どのヴィンテージも、飲んだらモンテス・アルファだと分かる、濃厚な味わいと親しみやすいオープンな雰囲気がある。

井 出最初に飲んだ時はその濃厚さにただただ圧倒されたのですが、今はそれだけじゃないんだって思います。イージー・ドリンクとまでは行かないけれど、トロピカルフルーツ系のアロマに由来する親しみ易い雰囲気でハーモニアス。でも飲み進めると深みがあって、安川さんが言っていたように「1本丸ごと愉しめるワイン」のように感じます。

白 石そういえば、嶌田さんが「モンテス・アルファ・シャルドネは、昔は今以上に濃厚で力強かった」と言っていたのだけれど、皆はどうかな。

松 永あっ、それ分かるかも。僕も以前飲んだ時よりもストラクチャーが美しく、活力に満ちているように感じる。味わいや醸造の面で、以前と今で変化はあるのかなあ?

  

白 石実は先日、オーナーであり醸造責任者のアウレリオ・モンテス氏が来日した際、その点についてインタヴューしたんだ。そこで分かったのだけどモンテス・アルファ・シャルドネは現在、マロラクティック発酵20%、新樽も40%ほどに抑えているけれど、当初はマロラクティック発酵を100%、新樽も100%だったんだって!

松 永現在でもかなりフルボディに感じますが、昔は遥かに濃厚だったとは!日本に輸入された1990年当時にシンプルなチリワインが多かったことを考えると、群を抜いてボリュームのあるワインだったことが伺える。

白 石その後、アウレリオ氏スタイルの変遷について「マーケットの変化を受けて、洗練された味わいに変化させたのですか?」と質問したところ、「それは違う。」ときっぱり返されてしまったんだ(笑)味わいの変化はアウレリオ氏自身のワインメーカーとしての成長によるもので、改善すべきところに手を加えた結果とのこと。アウレリオ氏も、世界中のワインがカジュアルなスタイルに変化しているのを感じているらしいのだけれど、モンテス・アルファが目指すのはあくまでプレミアムワイン。時代が後から付いて来たんだと明言していた。

井 出モンテス・アルファ・シャルドネは、技術力の向上によって進化し続けた。だからこそ、時代が変わっても多くの人々に支持されているんですね!

ブドウの品質を追求し続けるカベルネ・ソーヴィニヨン。

白 石アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンに関しては、最初飲んだ時と今、印象が変わった点はあるかな?

井 出こちらは最初に飲んだとき同様、濃縮感があり、力強いです。熟したプラム、ブラックベリー、カシスなどの果実の香り、フレンチオーク樽由来のタバコやバタースコッチのニュアンスも重なり、複雑かつ官能的な印象があります。

松 永タンニンが非常に豊富ですが、スムース。酸味が美しく感じられ、ボディや果実味とのバランスがとれている。熟成のポテンシャルも感じられる。

井 出カベルネ・ソーヴィニヨンについては、味わいの変化があるという話をあまり聞かないのですが、何か造り方の変化はあるのでしょうか。

白 石アウレリオ氏によると、以前は1日4回ポンピングオーヴァー(*1)する強い抽出を行っていたのを、1日1回に抑え優しい抽出に変えたそう。加えて、収穫時期を遅くしてブドウの熟度を高めることで、タンニンはよりシルキーにして、アプローチャブルな(飲み易い)味わいにした。他にも、野生酵母を併用して味わいに複雑味を出しているとのこと。
*1 ポンピングオーヴァー:タンクの底部からワインを抜いて、ポンプでタンク上部に戻すことにより果帽を壊してタンク内のワインを循環させる方法。果皮からタンニンや香り成分を抽出する効果がある。

  

松 永そういえば、古いヴィンテージのカベルネ・ソーヴィニヨンはクリコ・ヴァレーと表記されているものがあるけど、畑は変わったの?

白 石実はそうらしいんだ。創業後数年間は、ムーライ氏とアウレリオ氏が所有していたクリコ・ヴァレーの畑を使用していたそうだよ。樹齢は100年だったけど、土壌が肥沃過ぎて求めるクオリティのブドウが得られなかった。そこで、1998年から今のコルチャグア・ヴァレーの畑を使用するようになったんだって。土壌が痩せているから収量は減ったけど、よりクオリティの高いブドウが得られるようになったと言っていたよ。
その際に、初心を忘れないためにもクリコ・ヴァレーの畑からワイナリー入口の両脇にブドウ樹を移植したらしいんだけど、その規模なんと1ha分!樹齢100年ともなると根が深いため、移植にはトラックを何往復もさせたらしい。もはや、愛だよね!その畑からは4バレル分醸造して、プライベートワインとして愉しんでいると聞いたよ。

井 出カベルネ・ソーヴィニヨンの畑では、ドライ・ファーミングを行っている事も特筆すべき点ですね。灌漑70%、50%、20%、0%と畑に水を与える量を変えて実験したところ、灌漑0%のブドウが最も高い品質のワインを生み出すことが分かったと聞いたことがあります。

白 石適度に灌漑を控えることで果実は小さくなり、凝縮した味わいになるんだ。加えて、植物ホルモンの影響で成熟が早まり、香り成分も多く生成するという研究もある。とはえいえ、チリの様に成熟期に雨が降らないような産地において灌漑0%を採用しようと思ったのはびっくりだよね!灌漑0%に関しては、実験1年目は全く実を付けなかったらしいよ!?

松 永今、チリに研修に行っている仲間に実際のブドウの写真を送ってもらったんだけど、違いが一目瞭然。(画像は下部)ドライ・ファーミングによって収量は通常の半分になるそうだよ。

井 出収量よりも品質を選んだということですね!

白 石どちらのキュヴェに関しても、僕らが生まれる以前からの不断の努力と驚くべき挑戦があった。だからこそ、30年という長きに渡りお客様の心を掴んで離さなかったんだ!

松 永僕らも、アウレリオ氏の様に初心を忘れないように頑張らないとだね!

  

 

今回ご紹介した、モンテスの原点とも言える2銘柄はこちら▼

モンテス・アルファ・シャルドネ
/モンテス
(チリ アコンカグア・コースト)

2,200円 (2,376円 税込)

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モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨン
/モンテス
(チリ コルチャグア・ヴァレー)

2,200円 (2,376円 税込)

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この特集のバックナンバーを見る▼

Vol.1 注目は"懐の深さ"『チリ再発見』

Vol.2 知っているようで知らない!?『キャンティ・クラシコの魅力』

Vol.3 『"ニュートラルな品種"シャルドネの魅力』

Vol.4 『プロセッコvsカヴァ』人気急上昇の秘密

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[4.5]
MONTES ALPHA CHARDONNAY
モンテス S.A.
タイプ:白ワイン サイズ: 750ml ~
生産地: > チリ > アコンカグア > アコンカグア・コースト
説明: 驚くほど手間暇かけて造られ 様々な受賞歴を持つ、ハイ・クオリティ・ワイン! リッチで洗練された「記憶に残るシャルドネ」。
2,200 円 ~
2016年 2,200円
[4.3]
MONTES ALPHA CABERNET SAUVIGNON
モンテス S.A.
タイプ:赤ワイン サイズ: 750ml ~
生産地: > チリ > セントラル・ヴァレー > ラペル・ヴァレー > コルチャグア・ヴァレー
説明: チリワインの確固たる地位を築いた、 モンテス社が世界に誇るプレミアムワイン。 エレガントで果実味豊かなフルボディ。
2,200 円 ~
2015年 2,200円

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