プリューレ・ロック
PRIEURE ROCH

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プリューレ・ロック / PRIEURE ROCH ワインボトル

DRCの共同経営者が創設した、厳格なビオディナミを実践するドメーヌ


ニュイ・サン・ジョルジュの名門、ドメーヌ・プリューレ・ロック。創設者であるアンリ・フレデリック・ロック氏は、共同経営者のヤニック・シャン氏とともに厳格なビオディナミ栽培と100%全房発酵を行い、果実本来の旨味が率直に表現された、想像を超える純粋さのブルゴーニュワインを生み出してきました。残念ながらアンリ氏は2018年11月に逝去されましたが、ヤニック氏がその遺志を継ぎ、さらなるドメーヌの発展に力を尽くしています。

目次

マダム・ルロワの甥で、DRCの元共同経営者が創設したドメーヌ

ドメーヌ・プリューレ・ロックは、アンリ・フレデリック・ロック氏(写真右)が1988年に創立したドメーヌ。当初ヴォーヌ・ロマネに設立されましたが、1989年にニュイ・サン・ジョルジュの街中に醸造設備を備えたドメーヌを、プレモーに樽貯蔵庫を持ちました。

ヤニック・シャン氏(写真左)と、アンリ・フレデリック・ロック氏(写真右)

アンリ氏はドメーヌ・ルロワの2代目アンリ・ルロワ氏の孫にあたり、あのマダム・ルロワの甥。1992年からドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同経営者として日々邁進しました。惜しまれながら2018年にこの世を去ったアンリ氏を引き継ぎ、2010年から共同経営者として働いていたヤニック・シャン氏(写真左)が現在ドメーヌを担っています。

厳格なビオディナミを実践し、700年前の有機農法を復活

アンリ氏はDRCの醸造責任者ベルナール・ノブレ氏のアドバイスを受け古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていた有機栽培を復活させ、醸造法にも伝統的手法を採用。


「この手法は微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法だ」とアンリ氏は語っています。「ワインの品質の8割はブドウで決まる」という考えのもと、最高のブドウを作るべく、肥料にはわずかな量の有機肥料を使い、除草剤、化学肥料なども一切使用しないという有機栽培を実践。収穫は全て手摘みによって行われ、厳しい選果を経て醸造へと回されます。


醸造に関しても伝統的な手法で、収穫したブドウは選果した後、房ごと発酵槽に入れ、自然酵母のみで発酵が行われます。また、醸しは今なお人の足でブドウを潰して行うという古くからのワイン造りにこだわり、澱引きせずノン・フィルターで瓶詰めを実施。さらにこの間、酸化防止剤も一切添加しないという手法を厳格に貫いています。熟成に使用する樽はトロンセ産で、DRCが50年以上前に現地買い付けし、20~30年乾燥させた樽材を共同使用しているのです。

ラベルに描かれている独特のロゴは、エジプトのある古文書に由来しています。左側にある緑色の包丁を立てたような模様はブドウの樹、下に描かれている3つの赤い丸はブドウの実、右上の黄色い楕円は神、その下の黄色い楕円は人を表現。これには、自然(神)と人間の両方の力によってワインを造り出すというアンリ氏の考えがうかがえます。

じわじわと染み込むような、想像を超える味わいのワイン

厳格なビオディナミで造られるそのワインは、まず注いですぐにはビオワイン特有の、少しくぐもった香り。おそらく酵母に由来するもので、イーストやきのこのような素朴な雰囲気を持っています。しかし、グラスの中でほぐれていくと、バラやベリーなど、浮き立つような華やかなアロマが出現。口に含んだ途端、飲み手を包み込むような柔らかな質感で、それでいて、じわじわと舌に染み込んでくる旨みは、果実そのもののパワーを感じます。


ビオディナミで造られるワインというと、独特の還元臭やボディの弱さが目立ち、身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、このプリューレ・ロックのワインは違います。純粋なピノ・ノワールが魅力を振りまき、思わず「大地に感謝したくなる」ような味わい。一般的なブルゴーニュワインに言われる「荘厳さ」や「繊細さ」といった、緊張感のある味わいとは少し違った、想像を超える純粋さを持つブルゴーニュワインを発見できるはずです。

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