卓越した技術で、伝統の味わいを守り続ける造り手

クロ・サント・マグドレーヌは、プロヴァンス、カシーに位置する造り手。その歴史は古く、オーナーのザフィロプロ家は、19世紀にマルセイユに移って以降、約4世代にわたって偉大なワインの生産に貢献してきた名門です。現在は、フランソワ・サック氏とザフィロプロ家の後継であるジョルジーナ女史の夫婦がワイナリーを取り仕切っています。フランソワはパリ生まれですが、このワイナリーに従事して既に35年。今では2人の息子ジョナサン氏とグレゴワール氏もワイン造りに加わり、独自性のあるワインを造り続けています。 彼らの所有する畑は、地中海に突き出した岸壁にテラス状の段々畑。畑は19世紀末には開墾され、1900年にはパリで行われた万博で白ワインが金メダルを獲得しています。カシーの街を見下ろす小高いにあるため、山に囲まれ、海風が入り込んで来るという特別なミクロクリマ。樹齢15年から40年に及ぶブドウ樹が植えられています。 またクロ・サント・マグドレーヌは、有機栽培に取り組んでおり、「AB」(AGRICULTURE BIOLOGIQUE)から認可を受けています。