熱烈な愛好家を世界中に抱えるヴァッハウの雄。

オーストリアのヴァッハウ地方、ウンターロイベン村にて200年という古い歴史を持つ巨匠、クノールは、ピヒラー、プラガー、ヒルツベルガーと並び賞されるオーストリアの4大生産者の1角です。現オーナーのエメリッヒ・クノール氏はヴァッハウの品質の高いワインを保護・育成するための生産者組合、ヴィネア・ヴァッハウ・ノビリス・ディストリクテュスの会長を務める人物。リースリングとグリューナー・フェルトリーナーという伝統品種、そして伝統的な製法にこだわって造ったワインは、揺るぎ無いストラクチャーと豊かなボディが鷹揚な果実味と深いミネラル感を内包するタイトで荘厳な味わいを備えており、世界に熱心な愛好家がいるほどです。 本拠地ウンターロイベン村の周囲は、東からヴァッハウ渓谷に流入してくる暖かい空気が留まるため、ヴァッハウでは最も暖かい地域になっています。そのため、ヴァッハウでは珍しく力強いワインが生まれており、凝縮感のある葡萄の果実味、テロワールの素晴らしさを讃える風味やミネラル、そして昼夜の温度差が生み出すオーストリアワイン最大の特徴である酸味がレベルの高い状態でうまく調和されています。ワインラベルにはワインの神様として崇められているハイリゲル・ウルバンが描かれており、1960年以降、一度も変更される事なく、40年以上の間使用されています。