ラ・トゥーシュ

アンセルメは、ヴァッレ・ダオスタ州、ヴィルヌーヴのワイナリー。
ヴァッレ・ダオスタ州はイタリアの西北端に位置し、
フランス、スイスに国境を接するイタリア全20州でも最も小さな州です。

面積のわずか5％のみが平地のため、
ブドウ栽培は決して容易いものではありません。
ブドウ畑は実に海抜700～1,200mの高地にあり、
現在ワイン造りを行うのはわずか27軒のワイナリーのみ。

そのような中注目を集めているのが、ジョルジョ・アンセルメです。
彼は父親から譲り受けたわずか3haのブドウ畑から、
酸の利いた凝縮感のある味わいの力強いワインを生産しており、
非常に高い評価を受けています。

こちらはアンセルメの手掛けるテーブルワイン。
日常から気軽にお楽しみいただくことを念頭に置き造られるワインです。

標高700～900mに位置する6つの区画で育った
4種のブドウをブレンドして仕立てられます。
最も多く使われているミュラー・トゥルガウは、ドイツ原産の品種。
冷涼なドイツでも酸味が柔らかに育つことが特徴の品種です。
標高が高くきれいな酸を持つワインを得意とするアンセルメが、
親しみやすい白ワインを作るにはピッタリの品種です。

温度管理されたステンレスタンクで8日間かけてアルコール発酵、
そのまま樽は一切用いずに熟成します。