商品の紹介

生産者について

エミリオ・ルスタウ EMILIO LUSTAU

数々の賞を受賞する、シェリー屈指の名門メーカー

ポート、マデイラと並び、世界三大酒精強化ワインとして名高いシェリー。スペイン南部、アンダルシア州の南西の端にあるへレスという町を中心にした限定地域で造られる白ワインです。イギリス人によって食前酒として広められたシェリーですが、醸成法や製造法によって、フィノ、アモンティリャード、オロロソなど多くのタイプに分かれ、辛口から甘口まで様々な味わいが存在しています。そんなシェリーにおいて、屈指の名門と称されるのがエミリオ・ルスタウ社です。1896年にホセ・ルイス・ベルデボ氏が創立し、彼の娘婿であるエミリオ・ルスタウ・オルテガ氏が後を継ぎ事業を拡大。1980年代初めになると当時指揮をとっていたラファエル・バラオ氏が「エミリオ・ルスタウ社は高品質なシェリーの最前線にいなければならない」という信念の下、伝統を守りながらもこれまで以上に品質の高いシェリーの生産に尽力していきます。その結果、近年ではロンドンのインターナショナル・ワイン・チャレンジ・コンペティションにて、酒精強化ワインメーカーの最優秀賞を7年連続で受賞するなど、数々の賞を受賞。伝統と革新を組み合わせるという彼の考えが、今日のルスタウの品質と名声を築き上げるようなったのです。そんなエミリオ・ルスタウ社が伝統的なシェリーを残していくためにリリースしたのが、こちらのアルマセニスタ・シリーズ。アルマセニスタとは、小規模ながら古くから伝わるボデガ(蔵)を持ち、代々受け継がれてきた素晴らしいシェリーをストックさせている人々のこと。以前は多くのアルマセニスタがいましたが、現在では僅か45人ほどしか残っていません。通常彼らが造ったシェリーは大きな生産者の製品にブレンドされるのが一般的ですが、エミリオ・ルスタウ社ではアルマセニスタの造る個性豊かなシェリーをブレンドせず個々に瓶詰め。土地の持ち味や造り手の技量を充分に味わえる、世界唯一の自家醸造元詰めシェリーを造り出しているのです。

生産地について

スペイン アンダルシア

世界三大酒精強化ワイン、シェリーの故郷。

スペイン南部に位置するアンダルシア州は、世界三大酒精強化ワインとして名高いシェリーの産地。ヘレス・デ・ラ・フロンテラ、サンルーカル・デ・バラメーダ、エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの3つの町を結ぶ三角地帯で熟成されたものだけがシェリーと名乗ることができ、この土地のアルバリサという石灰岩質の土壌と、ソレラ・システムと呼ばれる独自の熟成方法から、他に類を見ない独特な味わいが生み出されています。