南フランス、ローヌの銘醸地、シャトーヌフ・デュ・パプにある最高の畑、クロ・デ・パプ（教皇の区画）を所有するワイナリー。こちらのキュヴェは、「せっかく造ったワインを少しでも多くの人に楽しんで欲しい。」というオーナーの想いから誕生しました。クロ・デ・パプのエッセンスを感じる、ぎゅっと濃縮した旨みを備えた赤ワイン。「最高のものにしか興味がない」と言い切るポール・アヴリル氏の徹底した品質主義と、ブドウへの愛情ゆえに出来あがった貴重な1本です。

この度、エノテカでも絶大な人気を誇るル・プティ・ヴァン・ダヴリル・ルージュが数量限定で入荷致しました！即完売してしまうほどファンの多いワインですので、お早めにお買い求めください。

南フランス、ローヌ地方の中で一番の知名度を誇るアペラシオン「シャトーヌフ・デュ・パプ」。そのシャトーヌフ・デュ・パプの中でも、特に歴史が深く、アヴィニョン教皇庁に隣接する畑が「クロ・デ・パプ（教皇の区画）」。この畑でワイン造りを続けるドメーヌが、ポール・ヴァンサン・アヴリル氏によって運営されている「クロ・デ・パプ」です。現当主のポール・アヴリル氏はブルゴーニュで醸造を学んだ人物。その後、シャトー・ムートン・ロスチャイルドやオーストリアのワイナリーで修行を積み、「最高のものにしか興味がない」と断言。徹底した品質主義を貫いています。

彼らの手掛けるシャトーヌフ・デュ・パプは、大統領官邸エリゼ宮のワインに採用されるほどの品質を誇っています。その実力の高さを証明するかのように、2005年シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュが2007年版ワイン・スペクテーター「トップワイン100」で第1位、2012年版では2010年の同銘柄が第7位と、2度もベスト10にランクイン。そしてルージュのみならずシャトーヌフ・デュ・パプ・ブランも2010年に第10位を獲得しており、アヴリル氏が世界最高峰の造り手であることは疑いようのない事実となっているのです。

ポール・アヴリル氏は他のアペラシオンは一切手掛けず、赤・白それぞれ一種類ずつのシャトーヌフ・デュ・パプしか造りませんが、もう1つ、もともとは家庭用に仕立てていた秘蔵の赤ワインがあります。それが、こちらのル・プティ・ヴァン・ダブリル。シャトーヌフ・デュ・パプの若樹のブドウに、メルロとカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドして造られるテーブルワイン（VDT）です。

歴史的なクロ・デ・パプの畑においては若樹といっても、平均樹齢約30年と通常の生産者なら古樹に数えられるレベル。さらにシャトーヌフ・デュ・パプになるべくして熟成まで経たワインのうちの一部、2～3ヴィンテージ分がブレンドされているという、なんとも贅沢な造りとなっています。 

「せっかく造ったワインを少しでも多くの人に楽しんで欲しい。」というアヴリル氏の想いから誕生したル・プティ・ヴァン・ダヴリルは、愛情溢れる味わいゆえにリピーターが続出。2007年の初入荷以来15年以上に渡り、毎年入荷のたびに完売を繰り返している人気ワインなのです。

口に含むと、まず煮詰めたような濃い果実味がじゅわっと広がります。さらに、ミネラル感を含む立体的なストラクチャーが感じられ、ほのかに芳ばしいふんわりと長く漂い続ける余韻が魅力。また、4～5年の熟成ポテンシャルも備えており、年と共に深みが増した味わいを楽しむことができます。徹底した品質主義によって実現されたバランスは見事で、飲んでいて幸せになれる、愛情深い味わいです。

もとは家庭用に楽しんでいたワインであるため残念ながら生産量が少なく、日本ではもちろん世界的にも流通している量は僅か。アヴリル氏の熱い想いを共有しているエノテカだからと、入荷できる稀少なワインです。