CH.BELAIR MONANGE [MAGNUM BOTTLE]
WA 96 / WS 94
ペトリュスなどのムエックス社が所有し、 あと数年でオーゾンヌを上回ると太鼓判を押すベレール・モナンジュ。 グリップ感があり滑らかな口当たりと深みのあるアロマに魅了される2014年。
サン・テミリオン 第1特別級B 2007年ヴィンテージから完全にクリスチャン・ムエックス氏による マネージメントに変わったシャトー・ベレール。 そして、この2008年ヴィンテージから ラベルも一新、『ベレール・モナンジュ』としてリリースされました。 ベレールはもともと素晴らしいポテンシャルを秘めており、 サン・テミリオンでも最高のテロワールと言えるでしょう。 その理由は標高です。 ベレール・モナンジュの畑はサン・テミリオンで最も高い丘 (標高87.85m)に位置しています。 そして、その丘の斜面(より標高の低い位置)にオーゾンヌの畑があるのです。 オーゾンヌよりも高い位置にあるため、日照条件ではオーゾンヌに勝っています。 19世紀に格付が行われた際、ベレールはサン・テミリオン第1級に格付されました。 この時、オーゾンヌよりも格付が上だったのですが、 1916年に新たに格付がなされた際、オーゾンヌが一番上になってしまいました。 しかし、「ベレールの方が恵まれたテロワールを持っているので、 オーゾンヌ以上のワインができることは間違いないでしょう。」とムエックス氏。 格付け22シャトーを石田博氏にテイスティングしていただきました。 【石田博氏テイスティングコメント(2011年ヴィンテージ)】 メルロ主体のねっとりと濃縮し、リッチで弾力のあるボディが魅力。 まだ香り閉じているが、ロースト香、灰や湿った土っぽい香りを感じ、熟成感が見え隠れする。 果実味と熟成感の複雑性の調和が素晴らしい。 リッチで粘性を伴った厚みのある味わいからメルロに個性を感じることができる。 フルーティーさと複雑性の調和というサン・テミリオンの魅力がしっかりと表現されたシャトー。
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