世界には偽造ワインが溢れている?「コンティ博士事件」
- 2021.01.08
- 柳忠之のコラム
2016年にアルゼンチンのメンドーサで開催された世界最優秀ソムリエコンクールでのひと幕である。 決勝審査でお客が持ち込んだワインに即興でメニューを組み立てる課題が出された。 選手は舞台上のモニターに次 […]
2016年にアルゼンチンのメンドーサで開催された世界最優秀ソムリエコンクールでのひと幕である。 決勝審査でお客が持ち込んだワインに即興でメニューを組み立てる課題が出された。 選手は舞台上のモニターに次 […]
毎年3月末から4月初めにかけて、ボルドーは世界中のワイントレーダーで賑わう。各シャトーがプリムールをお披露目するシーズンだからだ。 ところが今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、フランスがロックダ […]
2回続けてお届けした日本のワインブーム史。大転換点となった1995~1998年のブームの背景に、チリワインの爆発的なブレイクを挙げた。 字数の都合でかなり端折ったので、今回はこのチリワインについて掘り […]
前回、1995年の世界一ソムリエ誕生と赤ワイン健康法で空前の赤ワインブームが日本に到来。その際、脚光を浴びたのがチリワインだったという話を書いたところで紙幅が尽きた。 今回はその理由と、さらに2000 […]
国税庁が昨年末に発表した2018年度(2018年4月~2019年3月)の酒類消費量によると、果実酒(=ワイン)の年間消費量は352,046キロリットル(1キロリットルは1,000リットル)。 これを単 […]
昨年秋、ちょうど2019年の仕込みも一段落した頃にブルゴーニュ地方を訪問した。 ドメーヌめぐりで得た情報とオスピス・ド・ボーヌ(注1)の結果をもとに、ブルゴーニュの2019年ヴィンテージについてまとめ […]
ヴァレ・デュ・ローヌ、とりわけシラーを主体とした北部ローヌは、カベルネ・ソーヴィニヨンのボルドー、ピノ・ノワールのブルゴーニュと並ぶ銘醸地として知られる。 ローヌの急峻な斜面をテラス状にして植えられた […]
リースリングやゲヴュルツトラミネールなど、品種名表示が一般的なアルザスワイン。そのせいかテロワールについて語られることはほとんどない。 ところが実際には「テロワールのモザイク」と呼ばれるほど、アルザス […]
ボルドーやブルゴーニュのヴィンテージについてはこと細かに記憶していても、シャンパーニュのヴィンテージとなると比較的無頓着な人が少なくない。 ノンヴィンテージかプレステージ・キュヴェという両極端な日本の […]
ここ数年、ブルゴーニュ・ワインの価格高騰が続いている。 新興国のワイン愛好家たちがボルドーからブルゴーニュへ興味の対象を広げてきたことに加え、霜や雹の被害で生産量が減少。需給バランスが大きく崩れてしま […]