ワイングラスの老舗、リーデル社のグラス・アドバイザーである荒沢一也さんに、ワイングラスの基本的なお手入れの仕方や選び方を伝授いただきました。ワイングラスの正しい知識があれば、ワインへの理解もずっと深まります。この冬はワイングラスをマスターして、ワインのおもてなし上手と呼ばれませんか？

今回グラス活用術を教えてくださったリーデル社のグラス・アドバイザー、荒沢さん

赤用、白用と選べないという方に最初に1つおすすめするなら、リースリンググラスです。白ワインからロゼ、ボジョレー・ヌーヴォーのようなさっぱりとした軽めの赤ワインにも合います。汎用性がありますよ。グラス選びに迷った方には一番のおすすめです。

〈リーデル・オー〉 リースリング/ソーヴィニヨン・ブラン（2個入）

まずはグラスの洗浄方法ですが、ポイントは40度くらいのぬるま湯で、中性洗剤をつけたスポンジを使って洗うことです。リーデルのグラスの多くは食洗機で洗っていただいて問題ありませんが、ご家庭の食洗機の種類によってはグラスが固定できないため、動いて割れないように注意が必要です。

また、グラスは洗ったら乾く前にすぐ拭き上げるのが鉄則！自然乾燥では水垢が残ってしまいます。しばらく使わなかったグラスは、空気中のほこりが集まって曇ってしまいます。使用前にはお湯の蒸気をつけて拭き上げるとぴかぴかになりますよ。

グラスの脚とボウルを一緒に持って拭くと、脚が折れたり、接着部が取れることも。ボウル部分をもって、やさしく拭き上げます。グラス口の部分は一番薄い箇所なので、より慎重に。

 マイクロファイバー・クリスタル・クロス

グラスは、台座のほうが重いため、立てて置くことをおすすめします。美しいグラスはインテリアとして棚に飾っても絵になります。

収納スペースがあまりないという方には、ステムがないリーデル・オーシリーズがおすすめ。また、購入時に入っている箱に入れておけば、上に重ねて収納することができるので便利です。

せっかく美味しいワインをプレゼントしても、それにぴったりなワイングラスをお持ちでない方もいらっしゃるかもしれません。ワインの魅力を最大限発揮できるように、そのワインにぴったりなグラスを一緒に差し上げてみてはいかがでしょうか。ワイングラスをすでにお持ちかな、という方にはこちらの新しいタイプのシャンパーニュグラスや、汎用性の高いシラーグラスを差し上げるときっと喜ばれると思います。

プレスティージュ・キュヴェには、芳醇な香りを開かせる大ぶりのシャンパーニュグラスをセットで。

ワイン：2009年クリスタル［ボックス付］ / ルイ・ロデレールグラス：ヴェリタス・シャンパーニュ・ワイン1脚

ローヌの銘酒には、リーデル社当主が「最も多くの赤ワイン用ブドウ品種に対応できるグラス」と太鼓判を押すグラスを。

2014年コート・ロティ/タルデュー・ローラン
ヴェリタス・オールドワールド・シラー 1脚

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