3月3日はひな祭り。女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをする日です。
可憐な雛人形を飾り、色鮮やかなひなあられやお祝い膳を食べる、女の子にとって特別な楽しい行事の一つですよね。
今回はそんなひな祭りの行事食とワインのペアリングをご紹介します。家族でのお祝い時にはもちろん、女子会やママ会にピッタリですよ!
お祝い事に欠かせない!ちらし寿司
お祝いの席に欠かせない華やかなちらし寿司。
柔らかな酸味と甘味のある酢飯に、長寿を意味する海老、先の見通しがよくなるれんこん、財宝や金運アップの錦糸卵など、縁起の良い食材が散りばめられています。
そんなちらし寿司にはお祝いの席にもピッタリで、素材の味わいを引き立ててくれる、泡がきめ細かなスパークリングワインがおすすめです。
酢飯は酸味と甘味のバランスが良いので、酸味と甘味を併せ持つスパークリングワインとの相性もピッタリ。魚介にもスパークリングワインの酸は合わせやすく、どの食材にも邪魔せずに楽しむことができます。
桃の節句の乾杯のひとときに、ちらし寿司とスパークリングワインで食卓も一気に華やぐでしょう。
おすすめワイン
リースリング・ゼクト・ブリュット / シュロス・フォルラーツ
夫婦円満を願って食べる、はまぐり
二枚貝のはまぐりは、形や模様など、対の貝殻しか合わせることができない無二の理由から、夫婦円満や良縁祈願にも用いられています。はまぐりの出汁を存分に堪能できる潮汁や、お吸い物がひな祭りの定番メニューです。
はまぐりには、有名な辛口白ワイン、シャブリがおすすめ。シャブリはブルゴーニュ最北の冷涼な地域で造られており、この土地特有の牡蠣の化石を含む石灰質土壌から酸とミネラル感が豊富なワインが仕上がります。
旨味の強いはまぐりには、シャブリの硬質な味わいがピッタリ。溌剌とした酸や豊富なミネラル感だけではなく、豊かな果実味で旨味のあるシャブリの味わいは、はまぐりの味わいを際立たせます。
おすすめワイン
シャブリ / ジャン・クロード・コルトー
春の定番和菓子、桜餅
春の訪れを喜ぶようにいただく和菓子といえば、桜餅。
桜餅には、実は関東風と関西風の2種類が存在します。「長命寺(ちょうめいじ)」と呼ばれる関東風は、クレープのように薄い生地にあんこが包まれていて、一方で「道明寺(どうみょうじ)」と呼ばれる関西風は、道明寺粉が使われ、つぶつぶの餅にあんこが包まれています。
端午の節句には柏餅を食べる風習があるように、桃の節句には可愛らしい色合いの桜餅が定番になっています。
桜餅に合わせるワインは、ほんのりとした甘味のあるロゼワイン。桜の季節にピッタリなロゼワインは、辛口から甘口まで様々な味わいがありますが、フルーティーで後味に優しい甘味を感じるロゼワインは、スイーツとのペアリングにもピッタリです。
桜餅のあんこの甘味と、桜の風味がロゼワインのフルーティーでほのかな甘味によく合います。ロゼワインと合わせることで後から追いかけるように桜の香りがふわりと鼻腔に漂います。
おすすめワイン
ロゼ・ダンジュ / ラシュトー
まとめ
今回ご紹介したペアリングを参考に桃の節句を楽しんでみてください!
定番の行事食をアレンジしたオリジナルのひな祭りメニューを作っても良いですね。洋風にアレンジすれば、よりワインとのペアリングが楽しめそうです。
家族や友人皆で気軽に楽しめるワインとのペアリングで、子の健やかな成長を祈り、暖かな春の訪れを喜び合いましょう。