プロのソムリエさんが自宅でワインを楽しむコツやプロのテクニックを紹介するコラム。
第12回目は「ル タン ペルデュ」のソムリエ、辻さんです。
すぐに真似できちゃうソムリエならではの楽しみ方は必見です!どうぞお見逃しなく。
【プロフィール】辻悟さん
Restaurant le Temps Perdu オーナーソムリエ
日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ
シャンパーニュ騎士団 オフィシエ
エシュヴァン ド ブジー メートル セルリエ
皆様 こんにちは。名古屋のル タン ペルデュでソムリエを務める辻と申します。
私が紹介するのは「ご自宅でワインを楽しむためのワイングラス」です。
お客様から「家で使うグラス、何を買ったらいいですか?」や「何種類も買えないんだけど…」など伺うことがあります。
そんな時私はズバリ、「ユニバーサルタイプが1脚あれば充分ですよ」と答えます。皆様是非、参考にしてみてください。
ワイン業界のトレンドを知る
ワイングラスには、シャンパングラス、ボルドータイプ、ブルゴーニュタイプ、モンラッシェタイプなど様々あります。メーカーによっては、もっと細かくエルミタージュやキャンティなど銘柄を指定した物まであります。
レストランやワインバーでは、ワインを最高の状態でサーヴするのがソムリエの仕事なので細かく使い分ける必要がありますが、ご家庭ではそれは難しいですよね。
そこで万能に使えるワイングラスを1脚選ぶならユニバーサルタイプのワイングラスがおすすめです。
このグラスをおすすめする理由は、世界中のワインメーカーがテイスティングの時に使用しているのが、このタイプのグラスだからです。
実際、シャンパーニュでも、ブルゴーニュでも、オーストリアでも訪問した生産者はかなりの確率でこのタイプのグラスを使っていました。
何故このタイプのグラスを使うの?と質問したら ワインをピュアに表現してくれるからと…納得ですよね。
変化するトレンド
一昔前と違って今のワイン造りは どんどん自然な方向に向かい、人為的介入は少なくピュアなワインが多くなっています。
こうやってトレンドは常に変化しているのです。
レストラン業界では、ユニバーサルタイプのグラスが当たり前になりつつあり、一般消費者の方に浸透する日はもう間近だと思います。
いろんなメーカーがユニバーサルタイプのグラスを作っています。是非、使ってみてください。
まとめ
ワイン業界のトレンドはめまぐるしく変化していきます。
今はSNSで世界中のワイン業界の方と繋がれる時代です。新しいトレンドをキャッチして ワインライフを楽しんでください。