プロのソムリエさんが自宅でワインを楽しむコツやプロのテクニックを紹介するコラム。
第9回目は「ラフェット」のソムリエ、佐藤さんです。
すぐに真似できちゃうソムリエならではの楽しみ方は必見です!どうぞお見逃しなく。
【プロフィール】佐藤 健太さん
1987年生まれ 熊本県出身
仏蘭西料理 壺中天 シェフソムリエ
ワインバー ラフェット マネージャー
アカデミーデュヴァン名古屋校 講師
こんにちは、名古屋の仏蘭西料理店「壺中天」にてシェフソムリエ、ワインバー「ラフェット」にてマネージャーを務める佐藤です。
今回は自宅で簡単にできる一味違ったスパークリングワインの楽しみ方をご紹介します。
スパークリングワインにフルーツを
映画などでスパークリングワインにイチゴを入れて楽しむシーンをご覧になられたことはないでしょうか?ドライな味わいに果実味が加わって違った味わいを楽しめます。
もちろんそのまま入れるだけでも良いですが、ぜひ、フルーツを凍らせてから入れてみてください。
凍らせることによってワインはキンキンに冷えたまま、薄くなりにくく、水分より先に果汁が溶けだすので、より果実味が増していきます。
半分ほど溶けて、泡がしみ込んだフルーツは食べるとシュワ~、シャリッという食感に適度な甘さで最高のデザートになります。
もう食べごろが過ぎそうなフルーツでも冷凍しておけばいつでも使用できます。
写真のような桃やキウイはそのまま冷凍したものを、軽く水で流せばツルッと皮が取れますので、へただけ取ればロックアイス風にもなります。
美味しく飲むポイントは凍らす前にナイフで切れ目を入れること!スパークリングワインがより染み込みやすくなりますよ。
もっとこだわる!
ワインには必ず何らかの果実の香りが感じられます。
赤ワインなら イチゴ、チェリー、ラズベリー、ブルーベリーなど、白ワインなら レモン、グレープフルーツ、桃、パイナップルなど。
この果実の香りが土台となって豊かなアロマを生み出しています。
そこで、加えるフルーツの個性をまとめることによって、よりメリハリの効いた味わいになります。
例えば、柑橘系(グレープフルーツ、オレンジ、マイヤーレモン)、トロピカル系(パイナップル、マンゴー、パッションフルーツ)、ベリー系(イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー)など似た組み合わせで試してみてください。
まとめ
スーパーに売ってあるようなカットフルーツでも簡単にできる楽しみ方ですので、気軽に楽しんでみてください。
キリリと冷えたスパークリングワインで猛暑を乗り越えましょう!