イタリア南部カンパーニア地方、チェラータでのみ作られる調味料、コラトゥーラ。その歴史は、古代ローマ時代にまで遡り、古代ローマ時代のポンペイの街で、食卓に頻繁に上がっていた「ガルム」という調味料が元になっていると言われています。今では、パスタをはじめ様々な料理に使われ、イタリア全土で愛され続ける伝統的な発酵調味料です。

春から夏にかけて、カタクチイワシの内臓や頭を丁寧にとり、樽の中で塩と一緒に熟成させます。その後丁寧に不純物を取り除き、圧搾、ろ過を行い、コラトゥーラが完成します。通常、内臓や頭を一緒に熟成させてしまうことも多いのですが、丁寧な仕事により、驚くほど純度の高い雑味のない味を実現させています。

こちらのコラトゥーラは塩分がまろやかで生臭みがなく、コクがあるので、塩とオイルの代用品となって、パスタをはじめとするイタリア料理にはもちろん、サラダやブイヤーベース、中華風海鮮炒めや、シンプルな卵かけご飯のお醤油のかわりにもなる万能調味料としてご利用いただけます。隠し味として、また薄口醤油の感覚で、そのままかけてご利用下さい。簡単に料理に上品な深みと、コクをプラスできます。