0
0 ( 0 Yen ) Free delivery for 10,000 yen or more (net of tax)

石田博氏のテイスティングノート

石田氏のプロフィール
スパイス


 テイスティングをある程経験した方に多くみられるのが、「先を急ぐ」ことです。色をほどほどにみた後、香りを嗅ぎます。そして「何の香りがするか」「ブドウ品種はなにか」「銘柄はなにか」「いいワインかどうか」ということに思考を巡らせています。
 「決して悪いことでは?」と思われる方も多いかもしれませんね。私が急いでいるというのは、そこなのです。すべて結論を急いでしまっています。テイスティングは、もちろん結論が大切ですが、それと同じくらいに、いやテイスティング能力を身につけたいと思われる方には、結論より大切なのがプロセスです。
 テイスティングにおけるプロセスとはワインのプロフィール(生い立ち)を探ることです。そこで色をみる、そして香りをとるときに、まず想像していただきたいのは、「どんな環境で生まれたワインなのか」です。
  いきなり、ボルドーだ、トスカーナだ、ということではなく、まず、「冷涼な気候なのか、温暖な気候なのか」です。
 「そんなこと知っている」という声も聞こえてきそうですが、きちんとできている方は本当に少ないと思います。
 そこで私が最近意識しているのが、熱さを感じるかどうかです。
 色に惑わされないように注意をして、香りをとります。「カシスの香りだ」「ヴァニラの香りがする」などと考える前に、「熱を感じるか、どうか」、これによりワインの色合いや香りの濃縮感とは別に冷涼な気候か、温暖な気候かをイメージすることができます。熱を感じる場合は温暖な気候ということになります。抽象的な部分も大いにありますが、ぜひ意識をしてみてください。


 シャトーヌフ・デュ・パプというと、パワフルな赤ワインの代表ですね。「ヌフデュパプ」と省略することが多いですが、フランスの人は、「シャトーヌフ」と略しています。
  タルデュー・ローランのシャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・スペシャル2012は、明るめのルビー、香りの第1印象もおだやかで、結論を急ぐと「ブルゴーニュかな」と思ってしまうかもしれません。
  香 りは、よく熟したブルーベリーに、野ばら、そして甘草やキャラウェイとやはりブルゴーニュと間違えてしまいそうです。しかし、「熱さ」をしっかりと感じます。加えて、ローリエの香りが南の産地を想起させてくれます。やわらかな口当たりから、口いっぱいに広がる芳醇な味わいは、やはり熱さに満ちています。その熱さはアルコールのヴォリューム感から来ており、きめ細かな酸味、渋味を包み込んでいます。飲み込んだあとも、ジワーッと熱さが喉元から胸のあたりに残ります。


竊善AGETOP
Delivery charge 600 yen (648 yen tax included)
Optional charge
Refrigerated Delivery 200 yen (216 yen tax included)
Cash on delivery 300 yen (324 yen tax included)
Order cut-off time: 9:00am
Orders received before 9 am will be processed for the same day shipping. (Actual delivery date may vary depending on the destination)